2007年10月31日水曜日

究極の資格マニア??

とりあえず、内容はともかく、
2番目の講師の方の経歴がすごいので。

すごいけど、どういう人生観なんだろうか?
そこが大変興味深い人物である。
仲良くなりたいかといわれると微妙だけど。

でも、なにが目的なんだろうかしら。。
資格マニアだとすると、極めているなぁ。
オタク同士で仲良くなれるのかしらん。

理学博士→会計士は理解できる範囲だけども、
なぜ弁護士?そもそもなんで理学博士??
あとは大臣だけだねぇ。うらやましいこと。

◆ ダイヤモンド社、レクシスネクシス・ジャパン共催━━━━━━━━━━
ビジネス・ロー セミナー のご案内●
「会社法立案者が語る、買収防衛策と資本政策」
生き残りを図る企業と企業価値の向上。投資家はどう対処すべきか!
◎ 葉玉 匡美(はだま まさみ)氏 
弁護士 TMI総合法律事務所パートナー
(講師略歴)1989年 東京大学法学部卒業 LEC東京リーガルマインド講師、 1991年 最高裁判所司法研修所入所、1993年 検事任官、2001年 法務省 民事局付検事(会社法・社債等振替法立案担当)、2006年 東京地方検察庁 特捜部検事、2007年 第一東京弁護士会登録、TMI総合法律事務所に パートナーとして参画

◎ 平成19年11月28日(水) 18:30 - 20:30(120分

《内容》
社会経済情勢の変化に対応するため、昨年5月に新会社法が施行されました。特にここ最近、株式持合いの復活や敵対的買収に対しての防衛策強化、東証マザーズ上場のモックに見られる投資家にとって納得しにくい資本政策 (エクイティファイナンス)がまたぞろ行われています。これらは投資家にとって本当に歓迎すべきことなのでしょうか。本来は、経営者が企業価値の向上を図り、高株価が維持されていれば買収の危険などないはずでしょうし、高度なスキームを駆使したエクイティファイナンスをする必要もなく、ましてや上場廃止の心配などないはずでしょう。そこで今回は、会社法立案者の一人である葉玉先生に最近行われた買収防衛策や資本政策について解説をしていただき、それに対して、投資家はどう対処すべきかを解説していただきます。

●「証券取引法」から「金融商品取引法」へ
貯蓄から投資に向けて。投資家から見た金融商品取引法の有効活用。
◎ 木内 敬(きうち たかし)氏 
弁護士
公認会計士
アクチュアリー会準会員
長島・大野・常松法律事務所
(講師略歴)
1993年 京都大学理学部数学科卒業、
1995年 京都大学大学院 理学研究科修士課程卒業(理学修士)、
1998年 京都大学大学院理学研究科 博士課程(単位認定)、
1998年 あずさ監査法人入所(会計士補、公認会計士として監査業務に従事)、
2006年 第一東京弁護士会登録
長島・大野・ 常松法律事務所入所

◎ 平成19年12月5日(水) 18:30 - 20:30(120分)

《内容》
本年9月30日に施行された金融商品取引法ですが、それに基づく内部統制の整備(J-SOX法)も来年4月からの適用が迫ってきています。そのような中、これらすべて企業側からの視点がほとんどで、顧客側、投資家側に立った解説がほとんどされていません。例えばオフショアや外国ファンドへ投資する際、国内法である金融商品取引法は及ぶのでしょうか。また、金融機関のみならず、一般企業や個人投資家など、幅広くプロ資格を認定する「特定投資家」制度の資格要件やメリットはどのようなものなのでしょうか。これらをどのように理解し、行動すべきなのかを弁護士公認会計士でもある木内先生に、わかり易く解説していただきます
▼ 参加申し込み方法(両回共通)
《参加者特典》
受講料には週刊ダイヤモンドもしくはハーバードビジネスレビュー半年購読が含まれています。当日お配りする用紙にご希望の雑誌をご記入ください。
◎会場 ダイヤモンド社 石山記念ホール
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-1-8 青山ダイヤモンドビル9階
TEL:03-5468-2461
Fax:03-5468-1763
表参道駅徒歩約8分、渋谷駅徒歩約8分(青山学院大学向かい)
◎受付 18:00からになります
◎定員 100名様(先着順になります)
◎受講料
会員 20,000円(税込)
※・LNJ会員、ダイヤモンド社雑誌書籍購読者。
一般 28,000円(税込)
◎申込
http://www.lexisnexis.jp/seminar/diamond
※画面お申し込みのリンクからアクセスしてください。

2007年10月30日火曜日

何で地デジにしないといけないの?

はい、やっぱり素朴な疑問だったのですが、必然性はなさそうだねぇ。
歴史的な背景については「時計の針を90年代初頭まで巻き戻」した来週の記事を待ちましょう。
個人的になんで突然こんなブームのような地デジ移行騒ぎが起きたのか、何の策略か、総合電機各社のロビー活動の成果かと疑っていたのだけど、来週が楽しみである。
そんな簡単にはそっちどっち地デジにはならんだろうと、完全移行とは何たる暴挙、とは思っていたので、この記事は納得であるが、知らないおいらだけでなく、やっぱりおかしいこと、だったのねぇ。
いい加減大人になってしまったので、世の中そういう矛盾は起きうるよね、デジタルになるのは世の中の必然的な流れだし、データの再利用を考えると便利だしねぇ、まぁ、そうなるわねぇ、と傍観していたんだけど。
どうやら、そんな簡単な話でもなさそうだ。わくわく。
といいつう、「高額の自己負担が求められるような大がかりな計画」についてはすっかり乗せられ、さっさと37インチの地デジ対応に移行してしまったのだけど。
そのうえに画面が大きくてもきれいとか、まんまと購買意欲を刺激されたのだが。。
地震速報は地デジに頼ってはいけないことだけが良くわかりました(笑)
必要であれば、予報機を購入しよう。
しかし、技術革新を要請するのであれば、ハードウェアではなく、ソフトウェア、つまりコンテンツから持っていかないとね。そういうモチベーションを喚起しない限り、無茶に見えるよね。
同じもので決定的なメリット感がない移行計画は、どんなものであれ、批判されるものよ。
こんな簡単なこともわからないのかねぇ。いやはや。
政治的に正しい人々には理解不能かもしれないけど、こういう場合に移行を喚起するコンテンツは、やっぱり、エロだと思うけどなぁ。

「地デジに行くとエロが楽しめる、しかも無料」

となったら、かなり移行が加速すると思うけどね。
インターネットとかVHSとか先例に学ぶべきである。
簡単なこと。でも政治的に正しくないので難しい。

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地デジのタイムラグは緊急地震速報で致命的だ
「数秒」の分かれ目が生死をも左右する
2007年10月26日 週刊ダイヤモンド編集部
10月1日から始まった「緊急地震速報」。
どこかで地震が発生するや、震源に近い地震計で観測したデータに基づいて、各地での主要動の到達時刻や地震の規模を推定し、素早く知らせるものだ。
震源地からの距離にもよるが、自分のいる場所に強い揺れが来るまで数秒から数十秒という“準備”の時間が与えられる。この間に身の安全を確保する行動を取るよう、気象庁は呼びかけている。
事実、数秒といえどやれることはある。家庭でなら、頭を保護しながら丈夫な机の下などに隠れることができる。自動車の運転中なら、ハザードランプを点灯し路肩に停止することができる。
10月からはテレビ放送でこの速報を流す体制が整ったことを受け、テレビでもさかんに速報のデモ画面を流したり、「数秒間にできること」について啓蒙していた。
しかし、この速報を地デジ放送で受け取るとしたらどうだろう。前回指摘したように、地デジは2~5秒のタイムラグという宿命的な欠陥を抱えている。
揺れに備えるための時間の余裕は、一気に吹っ飛ぶ。地デジ視聴者は、明らかに不利益を被る構造になっている。それどころか、場合によっては命に関わる。
だが、この問題について、あんなに緊急地震速報の公報に熱心なテレビ局各局は、触れようともしない。
『週刊ダイヤモンド』6月2日号の特集「テレビ局崩壊」の中では、総務省による地デジへの完全移行計画の杜撰さについてレポートしている。放送のタイムラグといった技術面の問題だけでなく、そもそも2011年7月24日に現行の地上アナログ放送を停止し、地デジに全面移行するというロードマップがいかに無謀であるか、子細に検証した。
総務省は、現在日本に1億~1億2000万台あるテレビを、アナログ放送終了までの残り4年弱ですべて地デジ対応に入れ替えるという青写真を描いている。
現在、地デジ受信機の普及台数は2000万台を超えたあたりだが、過去の実績ではテレビの買い換え台数は年間1000万台程度。このペースではどう計算しても不可能な計画だ。最後は無料、あるいは格安のチューナーを配りまくるにしても、極めて困難な作業となろう。
一番の問題は、国民のだれが地上波のデジタル化を希望し、高額の自己負担が求められるような大がかりな計画を、いつ承認したかということである。なにより、本当に地上波のデジタル化は必要なのかという根本的な疑問も湧いてくる。
この疑問を解くには、時計の針を90年代初頭まで巻き戻さなければならない。
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2007年10月29日月曜日

北朝鮮レストラン





なんだか、眉唾な話かなぁと感じながら。
中国にいる日本人駐在員といえば、
夜は、お持ち帰りお買い物ツアーと思うので、

それは上海小姐とよろしく済ませておいて、

こちらはほんとに心を癒されにくる?


ふーん、そんなこともあるかしらん、と思いつつ、

コミュニティ誌に堂々と風俗情報が出てたりするし、

なかなか判断は難しいところですけどね(笑)



でも、「上海の夜」に「癒される」となると、

笑顔だけじゃない世界がある気がしてならないなぁ。



一方で、中国本土はオリンピックを目指して、

かなり売買春の締付けが始まったとの報告情報が

大連エリアや北京エリアから齎されているので、

それはやはり健全というのは事実なのかしらん、

とも思うけど、金のにおいに敏感な「偉大なる指導者」様が

これほどに簡単な外貨獲得取得手段を見逃すはずがない、

とも思うので、「日本円でもOK」とまで言いそうな気がするんですけどね。




一方、利用者として考えると、持ち帰りは不安よね。

となると、やっぱり、そういうことはないのかな。


うーん、あちこちに進出しているみたいだしなぁ。

やっぱり健全なのかなぁ、、だとしたら

そんなには長持ちしない気がするなぁ。



要観察+要経験でありますな。

誰かのレポートを探してみよう!

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上海の夜、北朝鮮の女性従業員に癒やされる
2007年10月22日 中村正人

いま、公式には5万人強、実際にはその倍以上の日本人が上海に在留している。今年9月末より羽田とのシャトル便運航も始まり、日系企業の出張先として最重要拠点となったこの街。消費の現場としての上海を、まずは在留邦人の目で巡ってみよう。
世界中どこでもそうだが、日系企業が進出する都市の一角には日本語を話すホステスのいるクラブができる。ご多分に漏れず、上海にも多数の日本人クラブがある。新宿ネオン街で鳴らした帰国組の上海人らが経営するその世界はなかなか面白いのだが、ここではもうひとひねり、一風変わった夜の世界をご案内しよう。
「北朝鮮レストラン」というのがあるのをご存じだろうか。

「喜び組」的、音楽と踊りと接待サービス付き
これは、北朝鮮人が国外で経営している飲食店のこと。一般には北朝鮮国境に近い中国東北地方に多く出店していることで知られる。中国国内に100軒を超える店があり、上海にも7軒ある(2007年8月現在)。最近では東南アジア諸国や好況に沸く極東ロシアなどにも進出中だ。
北朝鮮レストランの特徴は3つ。まず北朝鮮料理が味わえること。次に、「喜び組」を輩出した芸能学校出身者を含む北朝鮮の女性従業員がいるらしいこと。彼女らは接待係であると同時にバンドメンバーで、食事をしながら北朝鮮仕込みの歌謡ショーが見られることもウリだ。
2002年の北朝鮮の経済改革を機に急増したが、すぐに経営不振で大半が撤退した。その後、再び出店攻勢をかけている。目的はもちろん外貨の獲得だ。中国企業との合弁で、北朝鮮側が女性従業員を派遣し、中国側が資金や店舗を提供するパターンが一般的。同胞である韓国人観光客に人気があると言われる。
ところが、在留邦人の多い上海では若干事情が異なり、日本人に人気の店があるという。

小耳に挟んだ情報を手繰り寄せてみると、場所は在留邦人も多く住む古北地区。店名は「平壌妙香館」。2006年10月にオープンしたとのこと。
取材の合間を縫って、ちょいと一杯飲みに出かけた。お目当ての店は、日本語のネオンが並ぶ雑居ビルの中にあった。
入店すると、「オソオセヨ(いらっしゃいませ)」という抑揚の利いた歓迎の挨拶が耳に飛びこんできた。チマチョゴリに身を包んだウエイトレスが数人いて、つつましやかな微笑とともに席に案内される。

なんだか健全、料理は「ビミョー」?
店内は妙に明るい。近隣のうらぶれたクラブでは、ドレス姿のホステスが酔客の腕にしがみつき、客引きする光景も見られるが、ここは不自然なほど健全だ。店の広さに比べ、ウエイトレスの数が多すぎる気もするけれど、レストランというより食堂風で、華美なところがない。それらしいのはステージ脇のテレビで時代離れした北朝鮮ドラマを放映していることくらいか。
席に着くと、ウエイトレスが注文を取りに来た。メニューは中国語とハングル、日本語、英語の4カ国表記。平壌キムチに平壌冷麺と、必ず頭に「平壌」を付けた北朝鮮料理を揃えている。ひとまず生ビール。料理は1品20~70元(300~1000円)、2~3品料理を頼んで2000~3000円。市内の中級クラスの中華レストランと変わらない。
ウエイトレスからあれこれ勧められたが、ユッケとチジミとキムチの盛り合わせという定番料理を注文してみた。味は、う~ん。東京の韓国家庭料理店の洗練さはなく、素材も盛りつけも単なる田舎料理といった印象。唯一ここでしか味わえないのは平壌焼酎とのこと。
しばらくすると、さっきまでウエイトレスだった女の子たちが派手なピンクのチマチョゴリに着替え、さっとステージに上がった。
コミックバンドみたいなドラムを刻む合図で、いきなり演奏は始まった。
ベースとキーボード、ドラムに歌手が2人の5人組。単純なアレンジだが、思いがけず浮かれた曲調に正直、ズッコケた。昭和歌謡のような歌声と手の込んだ振り付けが、ひと昔前のアイドルグループのよう。ところが、真剣な眼差しと生真面目すぎる演奏スタイルが続くせいか、だんだんいたいけなガールズロックバンドみたいにも見えてくる。日本で繰り返し刷り込まれた北朝鮮の軍事パレードやマスゲームの硬直した映像とは大違いだ。イメージギャップにクラクラしてくる。許可を得て録画してきたので、ご一見いただきたい。
曲はテレビで見たことがあった。「パンガブスムニダ(お会いできてうれしいです)」という、平壌を訪問した在日同胞を迎えるときの歌だそうだ。場所が変わるとこうも違うのか、そこに哀愁は感じられない。それでも、ステージの大団円で彼女たちが「パンガブスムニダ~」と声を張り上げ、手を大きく振ってみせた一瞬、密室で演じられた内緒の儀式のような濃ゆい場末感があたりにたちこめ、なぜかボー然としてしまった。
※事情通によると、北朝鮮の歌謡曲はソ連時代のポップスの影響下にあったようだ。彼女たちの演奏も、どことなく耳慣れない旧共産圏風。それがかえって新鮮に聴こえるから妙なものだ。
この店はオーナーと店長が2人で運営している。オーナーは吉林省の延辺朝鮮族自治州出身の朝鮮系中国人女性、店長は北朝鮮から派遣された従業員を管理する北朝鮮人男性だ。店長とは仮の役職名のようで、韓国人の客と一緒に酒を飲んでばかりいる。実質の仕事はオーナーが仕切っている。
いかにも軍人上がりといった風情の店長から話を聞いてみた。ずいぶん酒が入っていて、ご機嫌である。

客の2人にひとりは日本人?
―― 商売はどうですか。お客はどこの国の人が多いですか。
「上々ですよ。いちばん多いのは韓国人、次が中国人で、日本人は3番目。日本人の割合は3割くらいですかね」
―― 韓国のお客さんは何を求めて来られるのでしょうか。
「そりゃ同胞との触れ合いですよ。うちは料理が売り。北朝鮮料理は珍しいでしょう」
―― 日本人も来るようですね。日本人に人気の理由は?
「それはよくわからない。いま研究中ですよ」
 日本人が多いことはあまり触れられたくない話題なのか、一瞬不満げな表情を見せた。が、商売はうまくいっているのだろう。すぐに赤ら顔をくしゃくしゃにして笑うのだった。
 次にオーナーに話を聞いた。彼女には日本留学経験があった。会話は新宿・大久保界隈でよく耳にする半島なまりの日本語である。
―― 店長から日本人客は3割くらいだと聞きましたが、現地在住の方でしょうか。
「いえいえ、いまじゃ日本人の割合は70%ですよ。日本のお客さんは上海在住の駐在員がほとんど。だから、私はいま彼女たちに日本の歌を教えているんですよ」
3割と70%。ずいぶん開きがある。留学の縁もあってか、日本人客取り込みに熱心な彼女だけに、その言い分も少し割り引いたあたりが実際のところかもしれない。それでも、2人の数字の間を取ったとして、半数は日本人が占めているということになる。
―― 日本人にこの店が人気の理由は何だと思いますか。
「日本の駐在員さんは中国の慣れない生活でストレスがたまるでしょう。でもね、それは北朝鮮から来た彼女たちも同じです。上海のような大都会で働く彼女たちはストレスがいっぱいです。それを歌や踊りで吹き飛ばしているんですよ。きっと日本のお客さんもその気持ちがわかるからじゃないでしょうか」
うまいこと言うものである。将軍様の指令とはいえ、北朝鮮という清貧の世界から、いきなり上海のような物質的繁栄と金まみれの世界に連れてこられたら、彼女たちも大いに戸惑うことだろう。ちょっと泣かせる話ではないか。
接待係さんに直接話を聞いてみた
この店の女性従業員は10人。年齢は19~21歳だ。3年たつと、北朝鮮に帰国するのが条件。数年前、脱北者が急増した頃、北朝鮮レストランに勤める一部の従業員が逃亡したが、最近は少ないという。それを監視しているのが、先の店長というわけだ。
ひとりの接待係がぼくのテーブルにずっとついてくれたので、じかに話を聞くことができた。彼女はベース担当。ちなみに会話は中国語だ。
―― 仕事は何時から始まるの? 1日のスケジュールは。
「朝9時出勤、11時のオープンまでは店の掃除をしたり、演奏の練習をしたり。閉店は10時です。片づけが済んだらみんなで寮に帰ります」 
―― お休みはないの?
「お休みは週1日。10人のうち出勤は7人。それでローテーションしているんです」
―― お休みの日はどうしてるの? 上海の暮らしは慣れましたか。
「ええ、買い物に行くとか。だいぶ慣れたけど」
―― 面白い?
「どうかな」
バンドメンバーの中では、好奇心旺盛な世話役タイプといった彼女だが、話していると、自分は決して上海の夜の街には染まらない、そんな意地や気丈さを感じる。テーブルの隣に立ったまま、平壌焼酎のグラスが空くと注いではくれても、隣に座ったりはしない。
―― ご両親は元気? 出身は?
「元気です。平壌から来ました」
―― ご両親のお仕事は?
「父は工場長をしています。母は新聞記者です」
北朝鮮では恵まれた階層の子弟なのだろう。平壌の大学に通う弟がいて4人家族だという。後で聞いたが、従業員は全員平壌出身だった。
―― さびしくなることはないの?
「大丈夫。そんなときは家族に手紙を書くの」
―― メールを送ったりはしない?
「いいえ、私は手紙を書くわ」

健気さに癒やされる
彼女の日常がどこまで管理されているのか想像つかないが、監視役のいる不自由な生活をずっと送ってきたのだろう。メールの話に少し反発を覚えたのか、彼女はこう言い切った。
「自分の気持ちを伝えるには手紙がいちばんよ」
そのとき、ぼくは自分が生まれて初めて北朝鮮の人間と2人きりで話をしていることに気がついた。この子は本当に自分と同じ時代を生きているのだろうか……。不思議な気がした。そして、正直なところ、ちょっとグッときてしまったのである。

きっと日本の駐在員の皆さんの中にも、これに似た経験をしておられる方がいるのではないだろうか。この店は現地で発行されている日本語フリーペーパーに広告を出している。そこには、「上海日本人コミュニティで話題沸騰中!」とある。
ネット上でも北朝鮮レストラン関連のブログやホームページが拾える。世界中の北朝鮮レストランを訪ね歩き、情報収集している日本人のサイトもある。海外旅行ガイドブック『地球の歩き方 中国東北編』の編集者である友人も北朝鮮レストランのファンだ。その魅力を彼は熱く語る。
「彼女たちは自分の意志で外国に来ているわけではない。国のため、あるいは将軍様のためにと思っているのでしょう。それはたぶん、戦前の日本のように、幼くして女中奉公に出されても親兄弟のためだと思うような健気な心に通じるところがあると思うんです。そこにいまの日本人が失ってしまった清純さを感じてしまうのですよ」

想像を絶する暗黒世界からつかの間の逃避行のように未来都市・上海にやって来て、夜ごと歌い踊るアイドルたち。そんなSFアニメみたいな設定が、いわゆるマニア受けするわけだ。
いまや上海在留邦人のひそかな癒やしの場にもなっているという北朝鮮レストラン。政治的な思惑も経済の裏事情も清濁併せて丸ごと呑み込んでしまう、いまの中国ならではのディープな不思議スポットと言えるかもしれない。
彼女たちの歌声を聴きたければ、夜は少し早め、7時前には入店したほうがいいようだ。
(文/中村正人)
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2007年10月28日日曜日

東京都足立区の本

東京都足立区 (地域批評シリーズ日本の特別地域 1)

いやはや、これは果たして続くのだろうか。
政治的にまじめに考えると。、大変危険なシリーズ。
そういう意味では、足立区はきっとこのジョークが笑えるはずなので、
それだけ余裕があるということでしょうね。
  #もしかして社会問題化している?
ただ、現実にこんなこともある地域なので、
たしかに特別地域なのかもしれんとは思う。
  #道路で寝るな。。
  #犯罪のにおいもする?やや不自然。
  #でも足立区なら納得(笑)

ただ、信濃町とか、伊丹空港あたりとかとか、
本気で、さまざまな観点からの「特別地域」を
このノリで「批評」しちゃうと大変なことになるのだけど。

ある意味、今後の動向が気にあるシリーズである。
ちょっと期待したりして。
  #商業出版はできないわね。。

2007年10月27日土曜日

スペイン大使館主催 「ハイメ・アジョン デザインセミナー 近作と新たな視野」

これは楽しそうだ。。
絶対行けないけど
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スペイン大使館主催イベントのご案内

ハイメ・アジョン デザインセミナー 近作と新たな視野」

【主催】スペイン国大使館・スペイン貿易庁(ICEX)
【日時】11月1日(木)14:00~
【会場】六本木ヒルズ森タワー49階 六本木アカデミーヒルズ オーディトリアム
港区六本木6-1-10 <入場無料>
【内容】デザイン界を席巻中のスペイン人デザイナー、ハイメ・アジョンが東京デ
ザイナーズウィークのために来日します。今年のミラノでも、スーパースタ
ジオにて斬新な展示を行った彼が、自身の「アートとデザインの宇宙」を
語ります。

※事前登録制です。希望者多数の場合のみ抽選となります。
上記詳細・事前登録はこちら
http://cc.nikkeibp.jp/?a=004ce1

●スペイン大使館では、スペインの気鋭のデザイナー5名が来日し、セミナーを
開催します!分野はプロダクト、グラフィック、インテリアなど多岐に渡ります。

「セミナー スパニッシュ・デザイン・タイム」 Spanish Design Time by DDi

【日時】 11月2日(金)15:00~
【会場】スペイン大使館 B1階 セミナーホール <入場無料>
港区六本木1-3-29 (最寄り駅:東京メトロ南北線 六本木一丁目駅)

※事前登録制です。希望者多数の場合のみ抽選となります。
上記詳細・お申込はこちら
http://cc.nikkeibp.jp/?a=004ce2

★スペインのデザインイベントは盛りだくさんです。
「Spain Playtime Fresh Air in Spanish Design」
http://cc.nikkeibp.jp/?a=004ce3

【上記全てに関するお問合せ先】
スペイン・プレイタイム事務局 tel: 03-5537-7622
e-mail: info@spain-playtime.com

2007年10月26日金曜日

男の健康下着?





どうでしょう??
いやはやいかがなものかと。。

さらにこの広告でターゲットユーザがリンクたたくかねぇ。
おいらはけっこう抵抗があるんだけど(笑)

しかもターゲットは不妊対策かい!
不妊は健康ではないってことだわね。

どうかなぁ。
医薬品でないから「健康」と表示するしかないんだけど、
それが対応されなければならないのであれば、
不妊=健康ではない状態
と言っていることになるんだけど。。

相変わらずこういう「差別」に無神経なやからが多いわねぇ。
ま、そもそも差別のない社会は無理なんだから、
と開き直るべきなのかもしれません。

2007年10月25日木曜日

会社がつぶれるということ(NOVA Case)

やっぱり世間様への影響が大きいのだわね。
自分だけ死ねばよいというものでもなく、
社会的公器としての存在を忘れてはいけないですね。

NOVAの講師がいかに評判悪かろうと労働者。
会社がつぶれれば厚生労働省の庇護が必要になりますね。
外国人講師の失業保険ってあり得るんだなぁ。
全員が保険適用外のバイトだと思っていたけど、
日雇いレベルではなかったってことだわね。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
株式会社ノヴァに係る労働者からの相談等への対応について

株式会社ノヴァについては、外国人講師を含めた労働者からの雇用保険手続や
賃金の支払いに関する相談等が増加しており、都道府県労働局、労働基準監督署
及び公共職業安定所等においてその対応を行っているところであるが、
外国人講師の中には日本語に精通しておらず、よりきめ細かな対応を必要とする
場合が認められることから、同社の教室が集中する東京労働局及び大阪労働局に
対して、下記のとおり、外国人講師等向けの特別相談窓口の開設を指示した
ところである。

○ 東京・大阪労働局の外国人センター(※)に、
(1) 職業相談・紹介
(2) 雇用保険制度
(3) 賃金等の労働条件等、
複数の行政分野にわたる相談を一箇所で受け付け、労働局各部の連携の下で、
総合的かつワンストップでの対応が可能な特別相談窓口を開設。

○ 同窓口には、通訳のほか、労働局各部からの職員を配置する等、各種相談等に対応。
※所在地等は以下のとおり。
・新宿外国人雇用支援・指導センター
〒160‐8489 東京都新宿区歌舞伎町2‐42‐10
ハローワーク新宿(歌舞伎町庁舎)3階
TEL 03-3204-8609 
FAX 03-3204-8619
URL http://www.tfemploy.go.jp

・大阪外国人雇用サービスセンター
〒530‐0001 大阪府大阪市北区梅田1‐2‐2
大阪駅前第2ビル15階
TEL 06-6344-1135
FAX 06-6344-1134
URL http://www.osaka-rodo.go.jp/hw/gaisen/
※各センターのホームページ(英文)において、雇用保険等に関する概要を掲載。
※特別相談窓口は26日開設予定。
○ One-stop counseling corner will be placed at service centers for foreigners in Tokyo & Osaka.(See below)  At those two centers, counseling for below matters will be available.
1) Vocational Counseling, Placement Service2) Unemployment Insurance3) Wages, etc.
○  Interpreters will be placed at those centers as well as staffs from Regional Labour Bureau.
・ Shinjuku Employment Assistance and Instruction Center for Foreigner
〒160-8489 Hello Work Shinjuku Bldg.3F,2-42-10 Kabukicho,Shinjuku-ku,Tokyo-to
TEL 03-3204-8609 
FAX 03-3204-8619
URL http://www.tfemploy.go.jp
・ Osaka Employment Service Center for Foreigners
〒530-0001 Osaka-Ekimae Second Bldg.15F,1-2-2 Umeda,Kita-ku,Osaka-shi,Osaka-fu
TEL 06-6344-1135
FAX 06-6344-1134
URL http://www.osaka-rodo.go.jp/hw/gaisen/
Summary of unemployment insurance, etc. is available at the website of above centers.

2007年10月24日水曜日

2007年 年末賞与・一時金


さてさて。
業種別にはこんな感じ。



平均が90万円なのに、
平均を超えているのは鉄鋼と
自動車のみね。

労働者数が多いからかなぁ。
データまで踏みこむ気はしない
けど、 鉄鋼のひとり勝ちって感じですね。
そんなに儲かってやがるのかと、
官製鉄鋼屋に勤める知人がうらやましくなる。

すっかり高度成長期のような基盤が強い順位付けの感。
中国特需=オリンピック特需って感じがしますね。
中国・ロシア依存のビジネス体質って気になる限り。

日本では自動車も売れなくなっているようだし、
とりあえず、今はいいけど、先が心配だわっと思う
結果でした。
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Copyright © Nippon Keidanren
日本経団連タイムス No.2881 (2007年10月25日)
年末賞与・一時金、大手の7割で妥結


-127社平均90万1031円
---
日本経団連が24日に発表した「2007年年末賞与・一時金 大手企業妥結
状況」(加重平均)の第1回集計 によると、調査対象(従業員500人以上、
21業種・268社)の73.9%に当たる198社で妥結しており、このうち、
平均額がわかっている127社の妥結額平均は90万1031円、前年年末比
0.69%増であることが明らかとなった。

今回の集計結果を、同一企業の前年末妥結額(89万4851円)と比べると、
6180円増 となり、第1回集計としては3年連続で最高額を更新した。

製造業・非製造業別にみると、
製造業116社の妥結額平均は91万1295円
で、同一企業の前年年末妥結額(90万4677円)と比べると、
額で6618円増、アップ率は0.73%。
一方、非製造業11社の妥結額平均は84万2687円で、
同一企業の前年年末妥結額(84万396円)と比べると、額で2291円増、
アップ率は0.27%となっている。
◇◇◇
2007年年末賞与・一時金の妥結状況の集計は、11月下旬に第2回、
12月中旬に最終集計を発表する予定。

【労政第一本部労政担当】
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2007年10月17日水曜日

吉野家 びっくりラーメン買収に思う

いっけん、前向きな記事だけど。
吉野家はともかく、この民事再生法を申請した、
びっくりラーメンの中身はひどすぎますね。。
女性客を監禁レイプしたステーキチェーンもあったけど、
そこまで反社会的ではないにしても
あんまりな店舗運営だなぁ、と思う。
絶対行きたくないわね。
行かなきゃいいんだけど、そんなにわからないし。
安かろう悪かろうで我慢するしかないかねぇ。

しかし、それって教育以前の問題じゃないの?
という気がしなくもないけど。
会社って、そんなところから教えてあげないと
いけないんだなぁ、と中小企業運営の苦労を思う。

でもコンビニはこんなにひどくなかったぞ。。
そもそも給料が安すぎる設定だったんじゃないのか??
そこが吉野家HDに参加することで改善されるのであれば、
社会全体としても良い方向になる感じはしますね。

資本集約で、好循環を加速する、という本件のような
ケースを見ると、ポジティブに回転している資本主義って
自浄作用を持ちうるので、健全な仕掛けだなぁ、と思う。

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吉野家、次はラーメン
倒産チェーン刷新、M&A攻勢の試金石に
2007年10月16日 火曜日 戸田 顕司
味やメニューだけでなく、社内の風土もすべて抜本的に見直す――。民事再生法の適用を申請したラーメン一番本部(大阪市)からの事業譲渡により、ラーメン分野へ進出する吉野家ホールディングス(HD)が今後の方針を明らかにした。
民事再生法の適用でラーメン一番本部は清算、吉野家HDが約5億円で事業を買い取る。従業員はそのまま引き継ぎ、190あった店舗のうち優良物件と目される約130店舗を引き受けた。この資産を使って、吉野家HDはラーメン店チェーンの展開に乗り出す。牛丼の吉野家、寿司の京樽、うどんのはなまるなどに続く事業となる。

急成長のリスクを警戒
安部修仁・吉野家ホールディングス社長は牛丼単品経営から多角化を進める。
吉野家ディー・アンド・シー常務だった渡部政男氏を中心に、吉野家の店長十数人が立て直しに当たる。既にスープなどの改善を始めた。「とんこつ味は、味を一定水準に保つのが難しいと聞いている。まずは、醤油味で他社に負けないラーメンを作っていく」(経営戦略を担当する吉野家HDの加藤建司専務)。
ラーメン一番本部は1997年4月に加藤博一氏が創業、1杯180円(税抜き)という低価格ラーメンを売りにする「びっくりラーメン」のブランドでチェーンを展開。ところが急激な出店攻勢が資金や人材の不足を招き、売り上げが激減して経営に行き詰まった。そこで、加藤氏は支援を吉野家HDに求めた。

低価格で急成長したが倒産、吉野家入りへ
実は吉野家HDは、支援要請を1度、断っている。今年春のことだ。加藤氏は吉野家HDの安部修仁社長と面識があり、経営譲渡を持ちかけた。これを受けて、吉野家HDの加藤専務は都内のびっくりラーメンに足を運んだ。「商品力があれば、お客様の支持が得られるので再建の可能性はある。しかし、味が決定的にダメだった」。
もう1つ、吉野家HDが警戒したのが、急成長の歪みという外からは見えにくいリスクだ。「勢いだけで成長していただけに、内部には様々な問題を抱えているだろうと容易に推測できた」と加藤専務は話す。このあたりが、過去に急成長で牛肉の仕入れが追いつかず、会社更生法適用を申請した経験を持つ吉野家らしい“したたかさ”と言える。

実際、吉野家HDが内部を調査すると、数多くの問題が見えた。来店客の声では「携帯電話でおしゃべりしながら調理していた」「接客態度を注意したら逆ギレされた」など、店員教育が行き届いていない様子がうかがえた。

また、原価計算もできていなかった。原材料の仕入れ金額は分かったが、自社工場での製造や店舗への配送などを含めた製造原価が管理されていなかったのだ。こうした体制を一新し、ラーメン事業を軌道に乗せていく考えだ。

牛丼依存からの脱却を狙う
外食市場は、人口の減少や持ち帰り弁当など中食の台頭で縮小している。生き残りには、M&A(合併・買収)が不可欠だ。安部社長が吉野家ディー・アンド・シーを改組し、10月1日から吉野家HDを立ち上げた狙いもここにある。「マスマーケットが見込め、我々のノウハウを生かせる分野であれば参入する」と安部社長は意気込む。
ラーメン事業は、ハイデイ日高や幸楽苑などの大手競合がしのぎを削る。この分野で吉野家HDが存在感を示せるか。連結売上高の6割を吉野家に依存する体制から脱却を目指す同社にとって、ラーメン進出は今後のM&A戦略の成否を占う試金石となる。
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2007年10月14日日曜日

こういう生き方ってどうなんでしょう


首都圏コンピュータ技術者協同組合


おいらには幸せなのか浅はかなのか、
どちらとも決めがたいですが、
会社人間(笑)なので、
やっぱり、見通しの甘い選択にしか思えないなぁ。。
でも短期的には社員よりは儲かるわね。