2009年7月21日火曜日

次世代育成問題2009

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■理想とする子どもの数は2.52人、現実は1.90人/東京都調査

東京都が22日に発表した「次世代育成支援に関する世論調査」結果によると、
理想とする子どもの数は2.52人、現実は1.90人だった。
理想より少ない理由として「子育てや教育にお金がかかりすぎる」が42%で最も多く、
「ほしいけれども授からない」が19%だった。

http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2009/05/60j5m100.htm

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でも確実に増える傾向に戻っている。
すなわち、いまの氷河期世代の出産時期が遅れたというのが現実みたいですね。
とかく、お金はかかる、かけたくなるもの。
でも、けっこう、みんなお金持ちなのね。。意外とびっくり(笑)
あ、でも偏在化しているだけで、下方向の圧力なのか。。
やはり、多くの人にとってお金は問題なのである。。
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◆二人以上の世帯の貯蓄高1,680万円で2.3%の減少/家計調査年報

総務省統計局が16日まとめた「家計調査報告(貯蓄・負債編)2008年平均結果速報」
によると、2008年の2人以上世帯の貯蓄高は1世帯あたり平均1,680万円で
前年(1,719万円)に比べ2.3%の減少となった。
このうち勤労者世帯の貯蓄高は1,250万円(前年1,268万円)だった。貯蓄高別の世帯
分布をみると、平均を下回る世帯が約3分の2を占め、低い方に偏った結果となった。


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と考えると、上記のような「理想と現実」話のいっぽうで、

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◆08年の合計特殊出生率、3年連続で上昇/厚労省

厚生労働省が6月4日に発表した人口動態統計によると、2008年の合計特殊出生率
(女性が生涯に産む子どもの数)は1.37で前年の1.34を上回った。
06年に6年ぶりに上昇して以来、3年連続となった。出生数は109万1,150人で
前年比1,332人の増加。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai08/index.html

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特殊出生率も改善しているので、悪くない傾向ではあるはずです。
合計特殊出生率が2.0を超えるのがやはり目標なのかなぁ。

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◆男女共同参画社会基本法施行から10年を概観/男女共同参画白書

政府は5月29日の閣議で2009年版「男女共同参画白書」を決定した。男女共同参画
社会基本法施行から10年を迎え、施策の成果などを概観。各分野への女性の参画は
進んだが、国際的には低い水準にとどまっているとし、仕事と育児等の両立支援制度
の不足を原因にあげる女性が7割以上など、目標達成に向けた課題は多いとしている。

http://www.gender.go.jp/whitepaper/h21/zentai/top.html

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出生部分が改善傾向にあるにもかかわらず、それでも人口構造が悪化し続けている、
という問題であるので、結局、長生きが構造上の課題になっている、というのが現実と
言わざる得ないんでしょうね。やなことですが、仕方がないです。
単に、出産の高齢化で一時的に出生率が下がったように見えた、ということのように
思われるならば、構造的な課題は、高齢者が減らないこと、という表現になる。
これを直接的にはかけないのは心情的にやむをえないが、問題であるならば、対策を
社会として直視しながら進めていくしかないのである。

豊かになるというのはなかなか難しい。

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