2009年3月4日水曜日

介護をビジネスとして成立させないと。。

介護ビジネス従事者の待遇ってかなり難しい問題ですねぇ。
そもそも、儲けること自体がなんとなく否定的に考えられる業種。
非常に不思議なんだけど、そうなっている。
医者は儲けても仕方ない、と思われるのに何で介護ビジネスはダメなのかしらん?
でも、そういう感性がある。
愛情とか思いやりを金で買っている後ろめたさなのかしらん??
あるいは、公共からの資本投下が大きいだけに儲けちゃいけない感じかしらん?
だからこそ、個々人の給料だって高くなりえない。
しかし需要は高い。
ここにインドネシア人をアサインするという政策はすでに実践されている。
するとさらにコスト削減圧力が加わり、給料は上がりづらくなる。
そういうループに入らないようにするための努力は大変なものだと思う。

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◆月給1.3万円、時給80円以上の引上げ要求/介護クラフトユニオン

 介護労働者を企業の枠を超えて組織するUIゼンセン同盟傘下の日本介護クラフト
 ユニオンは13日、都内で中央委員会を開き、09年春季労働条件交渉で
 (1)月給制組合員については平均1万3,000円以上
 (2)時給制組合員については時給で平均80円以上——
 等の引き上げを要求する方針を決定した。
http://www.jil.go.jp/kokunai/mm/kumiai/20090218b.htm
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しかし、ユーザである個人としては、何も日本人じゃなくても、
ちゃんとサービスしてくれるのなら安いほうが良い、と思ってしまう。
インドネシアやフィリピンからの移民労働者といかに差別化をするか、
サービスビジネスとしてのステップアップが必要なんでしょうね。
そのためには、公共資金頼りではなく、ちゃんと自立して稼げる仕組みがいるのでしょう。
郵政と対決したヤマト運輸のように、介護保険を敵に回してもビジネスと成立する、
そういった介護ビジネスモデルが確立しないと、人件費アップも厳しいでしょうね。
すでに門戸は開いている。
でも、介護先進国になるチャンスの高い日本で、そのビジネスモデルを確立できれば、
グローバル展開に向けた展望は見えるんだけどなぁ。

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