2009年3月2日月曜日

スイスの自由移動協定とEU内部の移民規制

やっぱり移民って難しいんだなと。
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◆ルーマニア・ブルガリアからの移民規制見直し
  EUへの新規加盟から2年を経て、ルーマニアとブルガリアに対する人の移動の
  制限の見直しが行われ、新たにスペインやポルトガルなど4カ国がこの1月から
  受け入れ規制の廃止に踏み切った。既に両国に門戸を開放しているのは、
  フィンランドやスウェーデンなど10カ国。一方、旧加盟国を中心とする他の国々は、
  最近の景気後退に伴う雇用状況の悪化などから、受け入れ規制の維持を決めている。
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安全性の面から言ってもリスクにしか感じられないってことなんでしょうね。
それはそうかも、と思うので。
でも、労働力として有用なのであれば、緩やかにしたほうがよい、と思うのは
あくまで個人的な感想なのかな?平和ボケしているせい??
それにしてもスイスがEUとの自動移動協定を承認したのは驚きです。
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◆EUとの自由移動協定承認/スイスで国民投票
  スイスで8日、欧州連合(EU)諸国との間で結んでいる人の自由な移動を
  保障する協定の延長や、EUの新規加盟国ルーマニア、ブルガリアへの適用
  拡大の是非を問う国民投票が実施され、59.6%の賛成多数で承認された。
  事前の世論調査では賛成がやや優勢だったものの、世界的な金融・経済危機を
  背景に東欧地域からの移民労働者増大に対する懸念が高まり、反対が上回ると
  の見方も出ていた。(ジュネーブ共同)
http://www.jil.go.jp/kokunai/mm/kaigai/20090210c.htm
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なにせ、脱税の温床だからね、スイス。
ドイツやフランスから脱税した経営者が資金を運んでスイスの匿名口座に入金する、
ってのはジュネーブでは日常の光景だそうな。
そのせいで、ジュネーブはスリが横行しているらしい。
なにせ、そもそも後ろ暗いお金なんだから、盗られても訴え出れない、
というところにかこつけているのだそう。ほんとうに現金を運ぶからねぇ。
それ以外は足がつく(笑)
さらに悪いことに、後ろ暗いお金だから、「いかにも」という自分では運ばないで、
リスクを感じない若者なんかにちょっと頼むというカモフラージュをするとのこと。
すると敵も然るもので、いい身なりの人でなくても金を持っていることを、
いつの間にか、しかし当然のように学習し、結果として、
ボストンバックを見たらのべつまくなしに収奪する、というスリ文化ができているそうな。。
なんか、マッターホルンとかハイヂのせいで、スイスは長閑な印象があるのだけれど、
中立性を保てるだけの強大な軍事力と、マネーロンダリングの本場の金融機関がある
ので、かなりイメージは長閑とはかけ離れているのだわね。。
という風潮が再強化されそうだなと懸念されるニュースでした。。

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