2008年8月31日日曜日

スイスのすりと置き引き

まったく唐突な話ですが。。
バーゼルにはすりと置き引きが多いそうな。

多額の現金を持っていて、しかもスイス銀行の匿名口座がお目当てだったりするので、意外と腕利きの人間が集まっている、という話。
ちなみに、よく地球の歩き方とかに書いてるような、「汚い身なりで歩けばちょっと安全」というのは通じないそうで。身なりでは判断されないらしい。
なぜなら、ドイツの小さい商店が脱税行為で得た現金をスイス銀行の匿名口座に入れる、というようなことが実際に起こっている創なのだが、その場合には自分で行くのはいろんな意味で危ないので、親戚の大学生にボストンバックを持たせて運ぶ、なんてことが日常茶飯事だから、ということで、本人は汚い格好でも識別しない、ということらしい。
たしかに、電車でちょっといったところで匿名口座が作れるのであれば、そんな輩はたくさん出てきそうだ。 僕らが考えるよりもヨーロッパの国の間の距離は短い。
で、芋づる式にすりと置き引きが増える。うーん、非常にナチュラルで論理的。
しかも盗まれたほうも、後ろめたい金なので訴えられないかもね。
すばらしく、資本主義的なシステムなのかも。
お金に色や名前がつかないのでこれが可能になる。
匿名口座というのはやはり、なんとも薄らやましそうなものであるわな。
でも、それで無関係な旅行者が狙われるのはいかがなものかと・・
自分のみは自分で守れと。
スイスは中立永世国で平和だと勘違いしやすいが、強力な軍隊に支えられた中立でしかないので、日本のようにのほほんとした気分では、やられるというわけだ。

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