2008年9月20日土曜日

谷村有美 おでかけツアー2008 ~今年ももっとお側に~@神奈川県民ホール

はい、行ってきてしまいました。おひとりさまで(爆)

知った以上、とまれませんでした。
ごめんなさい、ありがとう。いろんな人に感謝感謝です。
もちろん、こんな感情になっちゃう空気と体験をくれる谷村有美という「うたうたい」「ぴあの弾き」に最大の感謝です。だめです、おいら。。

なんというか、人生においてなんだか重要な存在なのだと改めて感じ入った一日でした。
まず、出かけるのに、なんだか恥ずかしくって、うじうじしちゃう感じ。
でもって、終わってみるとなんというか、汚れた自分を発見し、イタイ感じ(笑)すごくイタイ。。
彼女をデビューを知ったのが中学生時代。
そして高校時代を通じて、もっともウォークマン(懐かしい)を稼動させたのは
Not For Saleであり、Tonightであり、といった具合。
かなり精神的に影響を受けているのですよ、ものすごく。
しかも、あんなに今から見るとピュアな時代に。
大げさに言うと初恋の人的。うん、それは言い過ぎか。直接話したことはないわけだし。
でも深いところにちょこんといる感じなんだなぁ。
中学時代に初めて「ライブハウス」と呼ばれるところに出かけたのも彼女のためだったりする。
そうそう、あのころの距離感に戻れたのがきっと、もっとも心にズンって来ちゃったのだな。
それ以降はすっかり「壇上の人」としか見てなかったからねん。
神奈川県民ホールの小ホールというのは、タイトルどおりたいへんお側でよい感じでしたの。
で、近所のちょっとした気さくなおねーさんな感じ、で認識している。
なので、ついつい影響されちゃったり、ついてっちゃったりする。
いまもすっかり彼女の今日の発言やブログに影響されちゃっている。
ひじょーに正直に自己表現を行い、やや優等生的な感性ながら、良くも悪くも馬鹿正直にまっすぐに進んでいくポジティブな感性。やっぱりおいらはこの人が好きなんだと再認識するとともに、すっかりお母さまになられており、体調もよろしそうで(という目で見てしまう、20年とはいかに長いか!!)安心して見られるライブでした。
いやぁ、自分が簡単に汚れちゃうんだな、と。
タニムラファンが遺族だからというつながりで池田市に出かけていく道すがらに降ってきた音符と言葉を必死につむいで作り上げたという「名前のないうた」。泣きました。はいはい大の大人が泣いてました。だめです、子供ネタ。年々弱くなります。 まず冒頭の「大丈夫」で撃沈。さらに
「生まれ変わって、もういちど、出会って、わたしを見つけて、名前を呼んでね」
附属池田小事件の遺族にこのポジティブさは切なすぎます。
そのうえ「なまうた」のパワーには圧倒されます。おすそわけ。


ただ、客層も、みんな年をとったねぇ、と思った(爆)
こんなに「おひとりさま」が多いライブもなんじゃなかろうか?
そんなことないかな、谷山浩子とかもこんな感じかしらん。
昔のように気合を入れて、肩肘張って、ということなく、完全にゆるゆるの進行。
でも、その感じが、お互いに年を経た舞台と客席の距離を縮めて、「こちらがわ(笑)」の人間には大変心地よい空気。会場も手ごろで、おうちに遊びに行った感に満たされてました。

ご興味がありましたら、お声かけください。
いくらでも何でもお話して差し上げます、彼女のことなら。

でも知らないことがありました。そんな些細なことで嬉しくなる自分が可笑しい。
「恋におちた」にはそんな裏があるだなんて。。


これは「おでかけツアー2008」が終わるまではかけませんですかね?
それともみんな知っていること??

とにかく、彼女が引き続きまっすぐで、よりいっそうポジティブで、クリスタルボイスも変わっていなくて、というより、一時期よりも精神的な安定を得た母の強さかクリスタルボイスが復活しており、なんだか嬉しくてイタイライブでした。
さて、これからどうしていくんでしょうか、おいら。(爆)

2008年9月19日金曜日

ホスティング活用案のご紹介

企業の情報コラボレーション基盤なんて、よほどの大企業で無い限りホスティングで十分なんだろうなぁ、と思っていたところで、このサービスを発見。
ホスティングサービス LHX

会社としてはこちら。
リンククラブ

要するに、場所貸しである。
会社のページでも「ずばり、インターネット上の住まい選び」である。
住まい選びなので、広さや間取りや立地が気になるところ。
家賃は月1,333円。
広さは60GB。
さて、これが大きいか小さいか。
個人的にはまぁまぁかなと。
ノートPCのディスクサイズがそれぐらいですな。
ノートPCを1台追加でレンタルすると思うとはるかに格安ですね。
そんでもって、稼働率が99.999%ならば文句も無い。
ネットワークも自前で準備しようとするとオオゴトだけど、156GまでOKだそうな。
ただし、自社からのアクセスネットワークは当然自前だからなぁ。
あと、課題はセキュリティかなぁ。
これはデータセンタがいかに堅牢であっても、ホスティングベンダが優れていても、自分の問題だからねぇ。そこはどうにかしないといけないが、そういうコンサルティングサービスはしてくれないのかなぁ。
そういうのがあるときっと付加価値として受けると思うのだけど。
あと、ソフトウェアは確かに充実している。Openを中心に91種類と。
ほとんど社内の情報共有くらいとHP作成くらいの要件ならば十分な感じである。
が、これっていきなり使いこなせるのかなぁ。
そういう点についてもコンサルティングとかして欲しいなぁ、と。
これを利用するユーザは決して専門家ではないはずだから。
もしかして、そのへんが起案中の代理店システムなのかも。

内容的には文句の無い費用対効果だと思う。
コラボレーションで60GBはメールを除いて十分なボリュームだと思うし。

お試し期間に利用してみる価値はあると思う、とくにSOHOな感じの場合。
http://a8buzz.a8.net/tb/s00000007084005/a06061896469/001

2008年9月18日木曜日

NYで最も予約が取れないレストラン」創業者来日講演

これまた興味深い。
ホスピタリティを実践することは容易だけど、接点での勝負になってしまうため、ビジネスにするのは常々難しいと思うもの。いかにそれを実現しているのか、聞いてみたいですね。
まずは、従業員、というところにはいたく同意。
サービスを提供する人間が荒んでいては、どう考えてもホスピタリティは実現できない。
とくにシステム業界ではお客様優先で、従業員もパートナーも使い捨てのような会社が多いため、このアイデアに始まるホスピタリティの成功体験はきっとお勧めでしょう。
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       ◆おもてなしの天才 ダニー・マイヤー氏◆

              全米屈指のレストラン
       『ユニオン・スクエア・カフェ』の創業者が語る
           ホスピタリティ・ビジネスの本質

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  「ニューヨークで最も予約が取れないレストラン」として名を馳せる
  ユニオン・スクエア・カフェの創業者ダニー・マイヤー氏は、27歳で
  起業して以来、ニューヨーカーを惹きつけて止まない数々のレストラン
  ビジネスを成功させてきました。

  「おもてなしの心がもつ力を理解し、うまく活用したいという思いが、
  成功の鍵となった」と語るマイヤー氏のマネジメントの基本原則は、
  「おもてなしの心を差し出す相手は、まず従業員、つぎにお客様、
  そのあと順に、コミュニティ、仕入先、投資家」という優先順位を守る
  ことでした。

  本セミナーでは、マイヤー氏ご自身の豊富なビジネス経験をまじえながら、
  ホスピタリティをビジネスモデルとして作りこんでいく考え方、さらには、
  ホスピタリティ・ビジネスを成功に導くための人材の見抜き方や組織の
  マネジメントについて語っていただきます。

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
         ◆おもてなしの天才 ダニー・マイヤー氏◆
              全米屈指のレストラン
       『ユニオン・スクエア・カフェ』の創業者が語る
           ホスピタリティ・ビジネスの本質
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

   ■開催日時:  2008年10月2日(木)19:00〜20:30
   ■受講料:   一般:3,000円
   ■定員:    100名 (※定員になり次第、締め切り)
   ■主催:    アカデミーヒルズ
   ■協力:    株式会社ダイヤモンド社
   ■会場:    アカデミーヒルズ49
           東京都港区六本木6−10−1六本木ヒルズ森タワー49階
   ■詳細/申込: 下記サイトよりお申込みください
    http://www.academyhills.com/school/detail/hospitality_biz.html

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 ◇講師紹介

  ダニー・マイヤー(Danny Meyer)
  ユニオン・スクエア・ホスピタリティグループ(USHG)の最高経営責任者

  ニューヨークのレストランのアシスタントマネージャーとしてキャリアを
  スタートし、イタリア、フランスで修行した後、1985年、27歳の時に
  ユニオン・スクエア・カフェを出店する。ユニオン・スクエア・カフェは
  新しいスタイルのアメリカンレストランとしてニューヨーカーに受け入れ
  られ、1989年にニューヨークタイムスより三ツ星を獲得、今も人気は衰える
  ことなく、「ニューヨークで最も予約が取れないレストラン」として有名。
  1994年に2店目となるグラマシー・タバーンを出店し、同店も三ツ星を獲得
  する。両レストランは1997年以降、常にニューヨークのZAGATサーベイの1位、
  2位を争うレストランとなる。それ以降も数々の人気店を出店すると共に、
  パートナーの一人であるマイケル・ロマーノとの共著でユニオン・スクエア
  ・カフェの料理本を出版。2008年の"James Beard Foundation Awards"の
  「Outstanding Restaurant Award」では、グラマシー・タバーンが受賞。

 ◇マイヤー氏の経営するレストラン(一部)

  ユニオン・スクエア・カフェ
  グラマシー・タヴァーン
  イレヴン・マディソン・パーク
  ザ・モダン(ニューヨーク近代美術館内)

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2008年9月17日水曜日

「先生とわたし」 四方田犬彦



読んでみました。課題図書山積みなのにそちらは積読で(笑)
内容としては、なんというか、回顧録にしてもあまりに個人的で感傷的に過ぎてちょっと恥ずかしくなる感じの内容ではあったが、その字面よりも背景に流れる思想に考えさせられた。
こういうネチャっとしたというか、ドロっとした師弟関係っていつの間にかなくなってしまった。
そもそもの日本の競争力ってこんな感じの個人的な関係で出来上がっていたのではなかろうか、と追憶してしまう。
理屈や技術ではない、濃密な人間関係。それも決して自分で望んで得たものではないが、どういうわけか受け入れてきた歴史。そういういわゆる「先輩-後輩関係」というか「師弟関係」を失ってしまったことが我々が見失ってしまったものではないかと反省する。
それは決して「師」の側のみに優位があるわけではない。それはこの本を読めば判る。
「師」の孤独とアンビナレンツな後輩・弟子への感情。そして負けるわけにはいかない気概と負けを認めなければならない瞬間の悲しさ。
本来の日本の組織はこのくらいの濃密さで出来上がっていたはず。
これは何もおいらだけの感慨ではないようだ。
日産のN-Squareを紹介するNewsweekの記事によると、やはり社内でそういった社会関係を取り戻そうとする試みであったりする。きっとトヨタにはいまだに残っているもの。これを負の遺産ではなくポジティブに再評価していくこと。この重要性に気づかされる1冊。おすすめです。

Nissan’s N-Square: The beginnings of social networking at corporate Japan?
http://www.businessweek.com/globalbiz/content/oct2007/gb20071030_537362.htm?campaign_id=rss_daily

2008年9月16日火曜日

「マインドマップ」で変わる?メモ技術

いつも便利だと思いながらも手を出さないもののひとつ。
紹介動画があるようなので転載。

マインドマップの3分間デモ動画をご覧ください。




マインドマップ作成ソフトの詳しい情報はこちらから


おいらのお客さんも使っているが、最大の難点は送られたファイルが開けないこと(笑)
なのでいつもPDF化して送ってもらっているが、ほんとは使うべきなのかもなぁ。
マインドマップの詳細な説明はいまさらここには載せないので、こちらを参照ください。

便利なことは間違いない。
思考のプロセスを追うというのは非常に大事なことで、言語というのは不便なもので。
思考プロセスはまったく直線的ではないけれども、言語は直線的にしか表現できない。
それゆえに言語での記録をあとから追いかけると「こんなはずじゃなかったけど」という誤差が生じる。
これは脳の中が立体的なのに、面的でもなく、線的に表現されるためだと思う。
その点、少なくとも面的には表現してくれるので、思考経路を記録し、トレースするには便利だと思う。
とくに、ものごとを言語ではなく絵的に理解し表現する日本人(漢字とアルファベットの違いだわね)にとっては、きっとこのツールは便利に違いない。
ではなぜおいらが使わないのか?それは引き続きなぞであるが、実は意外と線的思考が得意で絵的な思考が苦手というか、面倒くさいと思ってしまうからなんだな。
常にエディタで簡潔。MicrosoftのOne Noteすら使わない。
このへんがどうクリアされるのかはつかってみないとわからない。
そのあたりがソフトウェアというもののいまひとつ不便なところ。
無償体験版といわれても、削除の手続きやら何やらめんどくさいもの。
マインドマップこそ、従量課金で、PCに影響を与えることなく使えるようにしてくれるとありがたいと思ったりする。

2008年9月15日月曜日

賃上げの日中比較

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民間主要企業の今春賃上げ率1.99%/厚労省
厚生労働省は9日、2008年民間主要企業の春季賃上げ
要求・妥結状況を発表した。賃上げ妥結額(加重平均)は
6,149円、賃上げ率は1.99%となり、昨年の調査結果を額で
259円、率で0.12ポイント上回った。集計対象企業は、
資本金10億円以上で従業員1,000人以上の労働組合のある
企業の うち、妥結額(定期昇給込みの賃上げ額)等を把握
できた243社。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/09/h0909-1.html
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中国最近の最低賃金事情
中国で最低賃金の引き上げが相次いでいる。上海市など
多くの外資企業が集中する沿岸部を中心に
昨年比10%〜20%の上昇。賃金の上昇は消費者の購買力を
底上げするなどプラスの効果が大きい反面、原材料の高騰や
人民元高などが重なって、企業に対する負担を重くしている。
http://www.jil.go.jp/foreign/jihou/2008_9/china_01.htm

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こんなところに差があるのでは、従業員のモチベーションに差が出て
成長力の差がループ的に影響してくるよねん。
給料の期待成長率が10倍違うというのは、やはり大きく違う。
年々、最低賃金レベルで10%増加するということは、トップレベルの
増加率たるや驚くものになるでしょうね。倍倍ゲームすら想像できる。
日本の会社ではさすがにそれは期待できない。
結局それを吸収するのが転職というサイクルになるわけで。
でももしかして、そんな増加率に興味がなくなったのかしらん、
先日お知らせしたとおり、若者は就社意識が高いのだわね。
すると、やはり、いわゆる「下層社会」を形成することで、
下層で無い部分は成長率が低く社会変動も少ないけど、
下層社会は成長率が高いうえに変動も激しい、
というような構造にして全体の上昇率を維持するような社会が
今後期待される社会になるのかしらん。
移民を受入れながら社会の成長を維持する図式はそんなところか?
そうでもしないと成長しなくなるわよね。まぁ、成長しない、という選択もある。
しかし、江戸時代リターンズっぽい政策はこのご時勢成立するのか?
中国ですら破綻気味だしなぁ、鎖国は厳しいよねぇ。。
難しい話になるのだね。。

2008年9月14日日曜日

米女子大生がオークションに「処女」を出品、ネットで論争に

いやはやすげえ、としか言えない。
なにがすげえって、価格設定が。
なんと1億円。。。話題づくりだとしか思えない。
ある意味、露出狂か?
冗談でお金を払うにしても、この額は無いだろう。
この行為自体は、まぁ、昔から言われる売春の何が問題か、という議論に入る込むだけなので。専業主婦は売春行為であるなどと話が捩れまくってなんともお粗末な感じなので。
強制されたり、暴力で支配されたりしなければ、本人の自由ではないかと、正直思う。
「本人の自由」の背景に、社会的な不平等が存在するという議論は当然予想されることだが、そりゃあまぁそうなんですが、会社で働くことだって、同じ社会文脈なので、会社で身を粉にして働くことと売春することの間に何の格差があるのか、過労死などを見るにつけ、どっちがどのくらい問題なのか、考えても答えは出ないですわね?
なので、みんなが同じ社会背景にあるという条件付けであれば、売春を否定できる論拠は無い、と思うのだな。なので、ここでの出品は「斡旋」でない限り、公序良俗のみが問題で、それはそれでそういう希望があっても良いんじゃないかと個人的にはとっても思う。
ただ、この値段設定を見る限り、ただの冗談にしかならない。
残念だなぁ、15万円とか、非常に微妙な価格設定なら、結果が気になったのに。

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2008年 09月 11日 16:21 JST
米女子大生がオークションに「処女」を出品、ネットで論争に

 [ロサンゼルス 10日 ロイター] 米カリフォルニア州サンディエゴ在住の22歳の女性が学費にする目的でインターネット上で自身の処女を競売にかけたことを受け、インターネットでは性と道徳について激しい論争が起きている。
 女子学生は安全上の理由として、ナタリー・ディランという仮名を使っている。女子大生は、自分が決めたことに道徳的なジレンマはなく「自分に力を与えることだ」としている。
 しかし、彼女を支持するブロガーはほとんどいない上、その意図を怪しむ見方もある。
 女子学生はテレビ番組「ザ・インサイダー」に対し「処女を競売にかければすべての問題が解決するとは思っていないが、ある程度の財政的な安定が得られる。物議をかもすのは分かっていた」と話した。また「われわれは資本主義社会にいる。私の処女から利益を得てもいいはずだ」と付け加えた。
 この学生は女性学の学士号を持っており、大学院に進む予定で、100万ドル(約1億7000万円)の入札を期待しているという。
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2008年9月13日土曜日

インドの少女、欧州での「ビッグバン実験」を恐れ自殺

インドの少女、欧州での「ビッグバン実験」を恐れ自殺

日本ではあんまり話題になっていないようですが、個人的にはすごく興味深いニュースだっただけに、なるほどこーゆー反応もあるかと。
ブラックホールに飲み込まれるよりは自ら決着をつけたいということか?
なんというか、ちょっと違和感がある感性だけど、判らなくは無い感じ、かなぁ。
どうせ死んじゃうんだから、自ら手を下さずとも身を任せる、という気持ちにはならなかったのだろうか?ブラックホールの向こうは「無」だから西方浄土に行けないとでも思ったのかしらん?
インドだけにそこが西方浄土なんだが、、
ひとって、時々思いがけない行動をとるもの。
それにしても、ほんとーに大丈夫だって、どうやって確信できるだろう?
いやはや人間はどこまで行っちゃうのかなぁ。
なんというか、動機が非常に純粋で、きっとやっている本人は楽しくてわくわくしてしょうがないんだと思うけど、ちょっとだけ心配してしまうのはなぜなんだろう?
きっと「わからない」が、ほんとうにわからなそうな感じがこういう気持ちにさせるんでしょうね。
犠牲者1号?となってしまった少女の冥福を祈るとともに、彼女の犠牲が杞憂で終わることを祈るばかり。
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インドの少女、欧州での「ビッグバン実験」を恐れ自殺
2008年 09月 11日 13:02 JST
 [ボーパール(インド) 10日 ロイター] インド中部マディヤプラディシュ州で16歳の少女が10日、欧州で行われる素粒子加速装置を使った「ビッグバン」実験によって地球が終わりを迎えるとの報道にショックを受けて自殺した。少女の父親が語った。
 警察によると、少女は農薬を飲んで自殺を図り、病院に運び込まれたが後に死亡した。
 父親は地元テレビ局に対し「娘は過去2日、私やほかの身内に9月10日で世界が終わることについて質問をしていた」と話している。
 インドのニュース番組はここ2日ほど、スイス・フランス国境の地下に設置された素粒子加速装置による実験で、世界が破滅するかどうかの議論を多く放送していた。
 大型ハドロン衝突型加速器(LHC)は10日に運転を開始。円周27キロのトンネル内で光速に加速した陽子同士を衝突させ、宇宙が誕生した「ビッグバン」直後の状態を再現することが期待されているが、実験の過程で小さなブラックホールが作り出され、地球を飲み込んでしまうとの懸念も一部で出ていた。
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2008年9月12日金曜日

組織遂行力を高めるビジネスコーチングセミナのご紹介

コーチングを否定するつもりはまったく無い。
むしろ、自分ではルーティンとデッドロックにはまりやすい思考に刺激を与えてくれるものとして効果的だと思っている。
が、上司-部下の関係に、こういったテクニカルな概念を持ち込むのはなんとなく好きではないなぁ。
そもそもは人間関係の問題で、信頼の問題だったりするんじゃないかなぁ。
それをテクニックで克服するのはかまわないけど、それはあくまでベースの信頼関係が無ければ成立しない。
そこを意識せずにテクニカルにこういう研修に行くことで問題を解決する目的であれば、そもそものマネージャとしての資格を満たしていないんじゃないかと思ってしまうのよね。
人間関係が濃密でなければ、何でその会社、その組織で働かなきゃいけないか不明にならないかしらね?雇用関係を契約関係にまで昇華させてしまうと、ちょっとさびしいし、本来の組織のチカラは発揮されない気がする。
コンティンジェントワーカしかいない職場は果たしてよい職場か?
会社と社員の関係は、再度「古きよき時代」に立ち戻って考え直すべき点が多いと思うのだなぁ。
という前提がクリアできているのであれば、テクニックを身につけるのは非常に有用だと思う。
馬子にも衣装、というわけには、とくに人間を相手にする場合は成立するまい。
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■ <残席僅か>9/25『組織遂行力を高める』ビジネスコーチングセミナー
————————————————————————————————————
【8/20(水)開催 受講者の声】
——個々のスキルや能力は非常に高いのに、なぜかチームでの成果が出ない。
そんな悩みを持ってこの講座を受講しました。この講座で、同じような課題を
抱える他社のビジネスパーソンとの議論、講義を通じて、自分の問題点が何で、
これからどのように組織遂行力を向上させるか、その解決策まで、自分の理解
に落とし込むことができました。
——同部門のマネージャー層に是非勧めたいセミナーです!
——現場のモチベーションの低さに危機感を持って参加しました。部下にも受
講させます。
——上司に勧められて参加したが、上司にこそ受講させたい内容です。
——仕事に対するモチベーションが大きく上がった。
(受講者アンケートより)

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2008年9月11日木曜日

プラモ作り、晩酌も残業..

プラモ作り、晩酌も残業/住み込み管理人に420万

マンションの住み込み管理人に対し、時間外労働の賃金をどこまで支払うかが争われた
訴訟の差し戻し控訴審判決で、東京高裁は9日、大阪市の管理会社に約420万円の
支払いを命じた。管理会社側は、管理人室での晩酌や夕食後に趣味のプラモデル製作
に充てた時間は残業時間から除くべきだと主張したが、宗宮英俊裁判長は
「この間も必要になれば、住民らへの応対などの業務に当たる『待機中』で、
残業時間に含めるべきだ」と指摘した。(共同通信)
http://www.jil.go.jp/kokunai/mm/hanrei/20080910c.htm 

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うーん、やっぱりサービス業って難しい。
これって、電話番もおんなじロジックが通じちゃうので、コールセンタとかも恐ろしいですね。
でもポイントは「代替要員」あるいは「代替手段」があることなんでしょうねぇ。
しかし、価値は「そこに存在していること」なんだねぇ。
たしかに、そういう「しごと」もあるのかもしれない。
しかし、就業規則違反で罰則にできるんじゃないかしらん。
それであればきっと問題ないんだろうけど。
いやはや、サービスレベルって難しい。
晩酌した管理人が役に立つのか?という問題は残る。
プラモ作りは、たしかに業務に支障が出るものではないし、喫煙者としては耳が痛い問題だったりするので認められてもまぁやむなしかとは思うけど、晩酌はどうだろう?明らかに就業規則違反だよなぁ。
公序良俗に照らして、酔っ払って就業するのは望ましくない行為とできると思うけど。
そうそう、この「待機中」というなんとも業務管理上取り扱いが困難な時間はどうしたもんでしょうね。
管理人室にいた時間=就業時間といわれると、やはりモニターでの管理強化とかに打って出るしかないのかなぁ。監視社会は嫌いだなぁ。でも係争になるくらいなんであれば手を打つしかないなぁ。
さらにコスト計算における人件費の扱いとして、待機時間を盛り込んで予測するしかないのか。
価値を何に置くビジネスなのか、でここは大きくぶれそうですな。

2008年9月10日水曜日

ディーセント・ワーク

国際労働問題シンポジウム「デイーセントワーク創出のための技能開発」
法政大学大原社会問題研究所とILO駐日事務所は10月1日に同大学市ヶ谷キャンパスで
国際労働問題シンポジウム「ディーセントワーク創出のための技能開発」を開催する。
今年7月に開催されたILO総会の議題の一つである
「生産性向上、雇用促進、発展のための技能開発」をテーマに政府、労働組合、使用者団体の
関係者らが討論する。
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/notice/sympo08.html
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はじめて聞きました、ディーセントワーク。
非常に耳慣れない単語。大学受験のときに覚えたかしらん?
で、早速、プログレッシブ。
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de・cent[ dsnt ]
[形]
1 〈服装などが〉まともな, 適正な, ふさわしい
 (▼「非難される点がない」という意味が濃い);身分相応の, 妥当な
 a decent living分相応の生活
 a decent dress for special occasions特別な場合のためのきちんとしたドレス.
2 〈ふるまい・言葉などが〉慎み深い, 上品な, 礼儀にかなった(⇔indecent)
 ;〈顔などが〉魅力的な, 風さいのよい, きれいな
 decent language品のよい言葉
 be decent in conductふるまいが上品である
 do the decent thing道義的にしなければならないことをする
 behave in a decent way礼儀正しくふるまう
 It is not decent to speak ill of others behind their backs.陰口をきくのはよくない.
3 かなりの, そう悪くない, まずまずの
 (▼しばしば「りっぱな」「かなりよい」の意の控え目な表現)
 a decent dinnerかなりのごちそう
 do a decent job of painting a houseとてもじょうずに家のペンキ塗りをする.
4 親切な, 寛大な
 He was quite decent to me about my mistake.私のミスにいたって寛大だった
 It is decent of you to grant my request.お願いを聞いてくれてどうもありがとう.
5 ((略式))人前に出られる[見苦しくない]服装をした.
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なるほどね、分相応なとか、高望みしないでそこそこな、というようなニュアンスなんだ。
ということは、ディーセントワークとは、分相応で高望みしない仕事、ということか。
しかし、それを創出するとは、やや語彙矛盾な感じですわね。。
雇用創出というよりは、ワークシェアリングな意味かしらん?と思いながら厚労省に確認。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kokusaigyomu/about_decentwork.html
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<ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)について>
ILOにおいては、「『ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)』の実現」を、
ILO憲章により与えられた使命達成のための主目標の今日的な表現であると
位置付けている。我が国としては、「ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)」を、
以下のように整理している。
◎ ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)とは、人々が働きながら生活している間に
  抱く願望、すなわち、

(1) 働く機会があり、持続可能な生計に足る収入が得られること
(2) 労働三権などの働く上での権利が確保され、職場で発言が行いやすく、それが認められること
(3) 家庭生活と職業生活が両立でき、安全な職場環境や雇用保険、医療・年金制度などの
   セーフティーネットが確保され、自己の鍛錬もできること
(4) 公正な扱い、男女平等な扱いを受けること

といった願望が集大成されたものである。
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なんだ、定義があったんだ。なるほど、高望みではないわね。
ふむふむ、こういう就業基盤を満たすものとディーセントワークというのか。
でもやっぱり、創出、というのはどうだろう?
まぁ、創出なんだろうけど、あるものの基盤を整備することではないのか?
創出=新たに生み出す、というのは、いまあるものを無視するニュアンスなのであんまりふさわしくないか。
まぁ、考えすぎかも。
でも、こういう文化的で最低限度の就労環境とはなんぞや、というものに名前がついたのはめでたい。
概念に名前がないと流布しないし定着しない。
しかし、個人的にはこの分かりにくい(おいらが無知なだけ?)単語では親しみが湧かないなぁ。
ちょっとどうかしらんと思うわね、だからといって代案があるわけでもないけど。
ダイバーシティと一緒で、いまいち聞きなれるまではピンとこないけど、じわじわと効いてくるのかしらん。

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◎ ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の実現を図るためには、各国は、以下の4つの状況に照らし、国内事情等に応じそれぞれに達成可能な目標を立てることが重要である。

(1) ILOで制定された労働に関する国際的な基準(条約等)の適用状況
(2) 雇用と収入の確保の状況
(3) 社会的保護や社会保障の適用状況
(4) 政労使三者を含む関係者による対話促進の状況
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さて、再び社会保障である。。
社会保険庁なんぞを信じて馬鹿を見続けている我々は、いかにして社会保障を実現できるか。
先日来続けて記載している、生産に貢献しない大量の不労働者を世代の中に抱えながら、老後に向けて公平で公正で平等な社会を再構築していくためにどういう仕掛けを作っていくのか、そのアーキテクチャを明確に見出さない限り、社会保障制度は、絶対にうまくいかない。これは過去に企画され、現在に利益を享受する世代のための仕組みであって、我々のためのものではない。
もう1回戦争があって、人口が激減して社会基盤が破壊されない限り、この仕掛けは回らないのだから、そろそろちゃんと次を考えないとね。
働けない人に働く機会をあたえるワークシェアリングと働けるのに働かないへーわな同世代を抱えながら、僕らのディーセント・ワークはどこにいくんだろうかしらん。

こういう条件を与えても働かんやつには社会保障を適用しないことが望ましい。
という意味でもディーセント・ワークの定着は良いことなのかもしれない。
社会保障の基準は「ディーセント・ワークが見当たらない人」である。
はてはて、基準作りは遠い道のりだが、達成すると面白い気がする。

2008年9月9日火曜日

氷河期世代ねぇ。。

若者の約4割、ニート・フリーターの増加は「企業側の姿勢が問題」

野村総合研究所は1日、20歳代と30歳代の男女1,000人を対象とした
「若者の生活意識に関するアンケート調査」結果を発表した。それによると、
約6割が現在の生活に「満足」と回答。一方、約4分の1が「将来の暮らし向きは悪くなる」
と考えている。また、ニート・フリーターの増加について尋ねたところ、
「正社員を増やさない企業側の姿勢が社会問題につながっている」が41.6%で最も多かった。
http://www.nri.co.jp/news/2008/080901_2.html
  (詳細版)
http://www.nri.co.jp/souhatsu/research/2008/pdf/rd200809_01.pdf
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シンポジウム「考えよう、若者の雇用と未来」/氷河期世代ユニオン

氷河期世代ユニオンは10月5日に東京・千駄ヶ谷区民会館で、シンポジウム
「考えよう、若者の雇用と未来」を開催する。パネリストに社会学者、経営コンサルタント、
新聞記者、グッドウィルユニオン委員長らを招き、現在の日本が抱える雇用制度の
問題点などについて議論する。
http://hyogaki-sedai.seesaa.net/article/105678324.html

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うーん、どのニュースを見ても、「へーわ」としか思えないですね。
要するに、何が問題なのか分からない、というのは同世代としておかしいかしらん?
ちなみにたぶん、おいらも氷河期世代のはずなんだな。
たしかに不当な競争を強いられたという損した感は共有している。
ただ、それを言い訳にするのはいかがなものかと。。
実際に社会に入ってみると世代の問題はたいしたことではなく、抜け穴や嵌まり込む隙間はそれなりに大量に用意されていて、氷河期で損こいたのは横一列で競争を強いられた(と思い込んでいた)学生時代だけだったんだなと。要するにキャパシティをどう考えるかで、いまだに雇用不足なところは大量に存在しているので、ニートだフリーターだと、自分で選択した人生に対して責任を持たなきゃいけなくなってから、いままでの無努力を棚上げするかのように雇用が無いだ、不当な憂き目に遭っているだと甘えたことをいっているようにしか思えない。
違うのかなぁ。なんか問題を見間違っている?
でも介護とか、以前に書いたけど、フィリピンから移民させない限り足りない市場がある。
それを見ないで、専門知識も技術も努力も無く、職業選択の自由の権利だけを叫ぶのはやはり勘違いだとしか思えない。
他人や社会のせいにして闘争するのは自由だが、そのためにはまず、自分を律することが原点である。
過去から代わらぬ理念として、他人に厳しくあるためにはまず自分に厳しくなければならない。
このあたりをすっ飛ばして不当性だけを訴えるアクションに思えてならない。
みんなある社会の構成員なのである。社会が悪いのは、結局構成員である自分も悪いのであって、その反省を前提として議論をして欲しいものである。

そしてその次の世代には夢が無い。。。
これもまた、いやはや、、という流れである。
なんだかいろんなところが物足りない。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第ニ新卒、安定志向高まる/イーキャリアプラス調べ
ソフトバンク・ヒューマンキャピタルはこのほど、「第二新卒の仕事に対する意識調査」結果を発表した。現在勤めている会社で定年まで働きたいか尋ねたところ、インターネット関連業界の回答者の33%が「働きたい」と答え、前回調査(2008年2月)の20.7%と比べ増加。「起業したいと思ったことがある」人は前回の47.3%から40.5%に減っており、安定志向が高まったとしている。 http://www.softbankhc.co.jp/press/release/fy2008/20080827/130000.html

2008年9月8日月曜日

育休取得率と合計特殊出生率

育休取得率、女性89.7%、男性1.56%に上昇/厚労省調査 

厚生労働省が8月8日発表した「2007年度雇用均等基本調査」結果によると、
女性の育児休業取得率は89.7%で前回調査(05年度)に比べ17.4ポイント
上昇した。男性の取得率は1.56%と依然として低いものの、前回(0.50%)
のほぼ3倍と大幅に上昇。育児のための短時間勤務制度を導入している
企業は約1割上昇し約5割となっている。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/08/h0808-1.html
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07年の合計特殊出生率1.34、前年上回る/人口動態統計(確定数)

厚生労働省が9月3日に発表した人口動態統計(確定数)によると、
2007年の合計特殊出生率(女性が生涯に産む子どもの数)は
1.34で前年を0.02 ポイント上回った。
ただし出生数は108万9,818人で前年比2,856人の減少。
「第1子」「第2子」の出生数は前年より減少したが
「第3子以上」は6,833人増加した。 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei07/index.html
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お、やっと合計特殊出生率が上向きましたね。
まぁ、まだ1.34なので、継続的に60%ずつ人口減となる計算だけど。
とりあえず、国家としては大変なのかもしれないが、
こんなに人口がいて、先進国なのにちっとも先進的な「ゆとり」はなくて、
人一倍狭い面積(人口密度ね)で働くのも大変だし、そもそもワークシェアリングも進まなくてニートだなんだと甘えた存在を生み出しつつもなぜかそれらを食わせていける国になっている。経済的にはあからさまな余剰なので、そんな分くらい人口が減った方がゆとりにつながるんじゃないかと単純計算しちゃうんだけど、どうなんだろう?
先進国といわれる国家群の中で人口が1億を超えているなんて日本とアメリカだけなんだから、そもそも維持しようというのが無理なのだ。アメリカみたいに資源があるわけでも土地が有り余っているわけでもない。文化の多様性も無いので非常に脆弱。
だとしたら、人口が減ることもそれなりに良いのではなかろうか?
老後の面倒を見てもらえるのか心配だというおいらたちの世代の問題もあるだろうが、先日の記事紹介で記載したことだが、我々は、我々としての幸せだけを考えた仕組みを作り直すしかないのだ。高度成長期のあの代は、「趣味で働く」を実現できる程度に自分たちの幸せな老後を実現するフレームワークを構築したのだ。
我々も彼らのアイデアに甘えて、あーだこーだ文句をつける前に自分たちの幸せな老後のフレームワークを構築することが先決ではないだろうかね。
人口は減っていく、それは個人的には良いことだと思うので、その前提で、「自分たちの明日」だけをまず考えるべきであろうね。
なので、人口を増やすことに血道をあげる「今の幸せな世代」の考えに同調することを選んではいけないと思うのだ。

2008年9月7日日曜日

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2008年9月6日土曜日

下がり続けるIT関連業務の賃金

まぁ、製造業としては比較的自然な流れである。
製造業として捉えれば下記のような分析になるわねぇ。
そういう分析の流れが世の中に蔓延しているのも事実。
でも、そうなのかしらん?
作りたいものが、目に見えない「システム」であるのに、どうして実施前から見通せる?
それが見通せるなら、「設計」なんてタスクは要らないのだよ。
顧客のコミットメントとかの上滑った分析では状況を単純化しすぎているのだね。
作っているものは、「インビジブルな一点もの」なのだ。
だから、要件定義とか設計とかをちゃんとしないと構築とか開発とかできないのだよ。
それゆえに「価値がある」と過去は見なされてきた。
では、なんで価格が下がるのか?要するに「効果」が見出せないからである。
すなわち「価値が無い」だけである。
「価値を売る」という努力が無いからね、インテグレータに。
それに顧客の側ももう「一点もの」なんか要らないのだ。
だから、価値が低減し、ひいては単価が下がるのである。
顧客の期待値がコモディティ化に変化しているだけ。
エンジニアリング=製造業という単純な思い込みが問題だわね。
人間がやる作業なので、人によって価格にばらつきがあるのは当たり前で、そこに価値があればその価格が妥当なのである。この人は総研出身らしいけど、総研で何を見てたんだろう??
「単価」という概念は本来そのようにできている。
なので、時間単価と工数は異なり、そこから見出される価値により価格は変動する。これが正しく機能すれば、それでよい。それだけのことである。
高い価値があるものは高い値段で売るのだ。
結果なんか出なくても価値を感じさせれば、サービス業はそれで良いのだ。
「規模の経済」のロジックで分析するだけでは片手落ちなのだ。
そうでなければ、タクシーだって散々時間かけて大量にお金をもらうと怒られる。
特急電車のパラドックスで、サービス提供時間が短くなるほど価値が出て価格が上がる。
でも距離が長くなると値段が上がる。この2つのミックスである。
システム構築が一点ものとしての価値を認められた時代は高く売れたものが規模の経済へと移行している中で「職人」として認められた個人の価値が「ライン工」の価値に置き換えられている過程だのよ。
そう捉える方が素直だと思うなぁ。
だって、下記の説明では、「最近下がっている」説明になっていない。
そもそも、過去はそんなに高い目的意識を持ってシステムに取り組んだ顧客はいたのかい?
そういう顧客は偉くなっちゃって、後進を育てないからこんなことになるとでも?
まぁ、そういう面は否定できないけど、それだけに解を求めるのはいやはや。
もっと、構造的で業界的な大きな問題でしょう?
コンサルティングを引き合いに出しているけど、コンサルタントの価格まで下がっているの?
下がっていないんじゃないの?そこには価値があるからでは?どうでしょう??
高度成長期(だいたい知らんだろう、この人)のSEなんて、比較してどうするのだろう。
まぁ、製造業として捉えるなら比較をしちゃうんだよね。
だけど、製造業ではないのだ、SEはサービス業なのだよん。
いっぽうで、顧客については、目的意識ではなく、ついに理解できないほどシステムが複雑化しているのである。技術が進歩するとこういう弊害を招く。選択肢が無数にあり、方法も手段も好きなように選べる。だからこそ、設計なんてしていられないのだ。この矛盾。ここが問題の本質だろうよ。
それを作る側も頼む側も理解し切れていないので、昔流のやり方で行くと落とし穴にはまる。
そういうことであって、「目的意識」というインビジブルで根性論みたいな言葉で、さも論理的なように語るのは非常に違和感がありますね。
だいたい、顧客に目的意識とゴールが明確に定義できるんだったら、あんたみたいなコンサルタントなんちゅう仕事はあがったりになっちまうだろう?という疑問は持たないのかなぁ。。
さはさりながら、SEの単価は下がっていく。
ということで自分の昨今の課題に触れている内容だったので期待したけど、がっかり。。
共犯なんかではない。時間単価そのものに問題がある、という認識に問題がある。
製造業ではないのだ、SEはサービス業なのだよん。
ちなみに、製造業だと捉えるなら、こんなに工賃の高いエンジニアは要らない。
エンジニアリングとしての完成度と成熟度が低いことに甘えているだけ、といえる。
でもまだ良いのだ、その程度には価値があるので。
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希薄な目的意識と、時間単価の"共犯関係"
下がり続けるIT関連業務の賃金
http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20080818/168189/
2008年8月28日 木曜日 クロサカ タツヤ
システムエンジニアの時間給は5年で約14%減
給与や賞与の合計額を労働時間数で割った時間給。厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」を基に、2002年を100としてシステムエンジニアの時間給を算出すると、2007年は86.3にまで下がっている。プログラマーの時間給も同様で、2007年は86.7となる。デフレが進んでいるとはいえ、全産業では2002年の100に対して2007年は92.5だから、IT関連の落ち込みは目立つ。IT(情報技術)による生産性向上が付加価値を生んで労働対価を押し上げる――。そうはなっていない現状が浮かび上がる。
 打合せが長引きがちで、タクシーを利用することが少なくない。渋滞して料金メーターが回るたびに心の中で小さなため息をつくのも事実だが、最近はそうひどい渋滞に巻き込まれることもあまりなく、一応納得できる。
昔から肩こりがひどく、時折マッサージを受けている。都内だと10分につき1000円前後。1時間も受けるとちょっとした贅沢となってしまうが、終わった後は肩が軽くなり、満足度は高い。
タクシーやマッサージのように、時間をかけることで一定の成果が得られるサービスなら、時間単価でチャージされることに違和感はない。反対に、時間を費やしても本当に成果が得られるか分からないサービスでこのビジネスモデルを適用されると、ユーザーとしては気が気でない。何をいまさら、と言われそうな当たり前の話だ。
ところが、そんな当たり前がまかり通らない世界が、日本の企業社会にはある。例えば政府系のプロジェクトでは、業務の中身に関わらず単価と工数による見積もりがベースだし、システム構築の世界でも同様の姿をしばしば見かける。かくいう“流しのコンサルタント”たる私も、一曲いくらではなく、時間単価で動くことがままある。
調査業務のように、一定の時間を費やせば、前に進む性質の作業なら、まだ理解はできる。だが経営戦略の立案や、事業の売却・買収のような、時間と成果の相関性が低い業務の場合、少なくとも時間単価だけで考えるのは無理がある。それでも、時間単価とそれ以外の方式(固定の報酬や成功報酬など)を組み合わせるようなビジネスモデルが受容されるケースは多くなく、相変わらず時間単価と工程数が跋扈しているのが現実だ。
こうした状況に陥る理由として、まずユーザーの側でゴール(やりたいこと、達成したいこと)が明確になっていないことが挙げられる。それこそ「何を、なぜ、どうやって?」というごく一般的な“5W1H”の問いでさえも、定かでない。大抵はどこかで自社都合が含まれていたり、何らかの背景や制約条件が目的に先立っていることが多い。しかも請け負った側は、当初はそれを教えてもらえず、後になって進捗が滞ってからデッドロックとして表面化する。
行き先を告げずにタクシー乗りますか?
ゴール不在とコインの裏表の関係にあるのが、プロジェクトの価値評価の曖昧さという問題である。ゴールが定まっていない以上、そのゴールに対する価値評価もできない。価値が分からない以上、それにどれくらいのコストを費やせばいいのかも分からない、ということである。つまり、原価計算ができないのだ。
冷静に考えると、ヘンだと思う。要は、タクシーに乗ったはいいが、行き先がはっきりしないまま走り出しているようなものである。メーターは回っているけれど、最終的にいくら取られるか分からない。本当に乗客としてそれで不安はないのだろうか。
言うまでもないが、こういった類のプロジェクトは、大抵失敗する。私自身、これまで様々な案件を経験してきたが、成功するプロジェクトは例外なく主体的にゴール設定が明確化されており、反対に失敗するものは曖昧だった。
こうした経験から、目的意識の希薄さに端を発する様々な問題と時間単価というビジネスモデルは、一種の“共犯関係”にあるという結論に私は達している。
ゴール不在の状況に、時間単価の考え方は馴染みやすいのだ。目的意識が希薄でも、「とりあえず○○さんあたりを、△△時間くらい囲い込む」という時間単価の考え方を持ち込むと、ひとまず「なんとなくのプラン」が生まれるのである。また場合によっては、その○○氏の能力・評判によって「なんとなくの説得力や信用」さえ発生させてしまう(連載の第2回目で指摘した「プロマネ・プロデューサー待望論」の一種である)。
「なんとなく」が生む不幸
この「なんとなく」が発生する傾向は、IT(情報技術)システムの構築を伴う業務に比較的目立っているように思う。おそらく、情報システムはその要素となるハード、ソフトの価格が分かりやすいため、詳細な目標設定や事業設計をせずとも、「なんとなく」がさらに「それらしく」見えてしまうのだろう。
しかし検討が進めば、中身は明確化してくる。すると、自分たちが作ろうとしていたシステムについて、予算の過不足はもちろん、そもそもの必要性や可能性(身の丈にあっているか、など)が見えてくる。ところがプロジェクトは既にスタートしている以上、この時点で全面的な見直しを余儀なくされたら、そこまでの稼働はサンクコスト(回収できない費用)としてすべて捨てざるを得ない。当然の帰結とはいえ、悩みどころだろう。
それでも、勇気をもって途中で引き返せるなら、立派だ。実際には、最後まで問題から目を背けたままプロジェクトを進めてしまい、まったく使いものにならないITシステムが出来上がる。こんな話は、残念ながら枚挙に暇がない。最近ではユーザーとシステム構築に携わったベンダーの間で訴訟にまで発展することさえもあるようだ。
結論としては、ユーザー自身が意識改革し、自らマネジメントしていく姿勢を明確にしていくしかないと思う。すべての起点はユーザー側にある以上、そこが率先して変革するのが筋というものだし、ユーザーの意識が高まらない限り、ベンダーも変わらないはずだ。
その時に時間単価というビジネスモデルだけでは、おそらくプロジェクト全体はマネジメントしきれないはずだ。それにユーザー自身が何を達成したいのかを明確にできるようになれば、時間単価などのビジネスモデルも含め、おそらくソリューション実現の方法や調達そのものを大きく変えられるだろう。
新生銀行が徹底した業務機能のモジュール化と明確な全体管理によって、システムの構築・運用に要する時間とコストの大幅な圧縮やアウトソーシングに成功した話は有名だ。こうした取り組みも可能になる。
専門家に投げっ放しではダメ
これは、ITに詳しい、詳しくないというレベルの話ではない。「自分たちのやりたいこと、達成したいこと」を明確化する段階も業務の一部だ、という認識の問題だ。例えば、コンサルタントやベンダーから提案を受ける前後の段階で、彼らとの細かなやりとりが発生しているはずだが、既にそれはゴールのイメージを固める作業の一部であり、その時点からプロジェクトは実質的にスタートしているのだ。ならば、場合によっては提案にもフィーを支払う、という感覚があっていい。
裏返せばこれは、「誰かに頑張ってもらえば何とかなるだろう」という甘えとの決別でもある。実際これまで日本人は、様々な業務を気合と根性で乗り切ろうとし、またそれを取引先にも押しつけてきた面がある。工場では、業者も含めて寝ずに働けば製品が完成するように。あるいは足で稼げと無理な営業活動を強いたように。
高度成長期は、わざわざゴールを設けずとも、このやり方で成果をあげることができたのも事実かもしれない。この強烈な成功体験は、まだまだ企業に染み付いているように思う。時間単価と工程数で効率を計ろうとする思想が残っているのも、その証左のように思える。しかしそうした考え方こそが、実は日本におけるITの土壌を奪っているのではないか。
だとすると、やはりITを使いこなす側であるユーザーがしっかりしなければ、何も変わらない。それこそユーザーの主体的な意識が低ければ、たとえベンダーたちに悪意がなくても、彼らに我田引水され、その言いなりになってしまう。それでは不効率なだけでなく、本来作るべきものが作れなくなる危険性が高まる。このところあちこちで頻発する事故や品質低下も、実はそんなところに一因があるのではないだろうか。
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2008年9月5日金曜日

「男性の育児休業体験記」募集中

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「男性の育児休業体験記」を募集/内閣府
内閣府は、男性の仕事と子育ての両立に関する意識啓発を促進するため、
「男性の育児休業体験記」を10月17日まで募集している。
内容は、育児休業の取得を決意したきっかけ、職場や妻とのやり取り、
復帰後の仕事に与えた影響などについて綴ったもの。
採用した体験記は、インターネット等により広く社会に発信するほか、
内閣府及び関係省庁等の各種パンフレットや関連事業に活用する。
http://www8.cao.go.jp/wlb/change_jpn/papa.html
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個人的にも大変興味深い。
どうあっても、世の体制や趨勢にはいまだ反している行動なので、正直なところ、「何かをあきらめる」、「何かを捨てる」という覚悟が必要なのだと思う。
そうでない人もいるかもしれないけど、でも単純に考えて、「育児休業」を取得するということはビジネスから離れるということでかなりの勇気を要するなぁ、おいらにとっては。

以下のニュースにあるくらいのことであればまだしも努力の可能性はあるか。
「とめる」とか「すてる」というのに抵抗を感じるのは、やはりその程度には浅ましいし、冷静ではないのだなぁ。修行がたらんなぁ。。

「変えてみよう働き方 パパ!子育てしてますか?」/8都県市で取組み

首都圏の「8都県市」(1都3県4政令指定都市)では、2007年度から3カ年計画で「ワーク・ライフ・バランス推進キャンペーン」を実施している。08年度は「変えてみよう働き方 パパ!子育てしてますか?」をキャッチフレーズに、男性の子育て参加を促進。11月をキャンペーン月間とし、各企業・事業所に定時退社への協力を呼びかけるほか、アンケート調査を実施する。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2008/08/20i8j400.htm

2008年9月4日木曜日

稼げるサイドビジネス?





見事に怪しげだ。。
でも要するにアフィリエートだわね。
稼げると明言するのはいかがなものか。。
これだとJAROに持っていけるかなぁ。
でも1円でも儲ければ、稼げるサイドビジネスになるわね。
だとすると嘘ではないのか。。
でも「稼ぐ」というキーワードは誤解するよなぁ。
「儲かる」も同様。
かけた労力対効果が高いことが期待されちゃうよねぇ。
でもみんながそんなに儲かるんだと、成立しないよねぇ。
儲かるやつがいる分誰かが間接的に損をするわけで、
それが時空を超えちゃうのでなんだかよく分からなくなっちゃうんだけど、
アメリカの投資会社が韓国の開発銀行に買収されるってニュースで株価が上がるくらいなので
なんとも日本人的価値観のおいらには近づきがたい世界。

そのぶん、まだこちらのほうがおとなしい。
庶民のサイドビジネスはこれくらいで労力対効果低く労働集約的に稼ぐのが関の山かと。。

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これまた怪しい。。お気をつけください。

2008年9月3日水曜日

「企業教育」の新たな役割をさぐる「ワークプレイスラーニング2008」参加者募集!

面白そうだ。
さすがに価格もリーズナブルな設定で。
広告ではないところが好感が持てる。
いちどマジメに考えないといけないテーマなのだけど、手がまわらないぃ。
どこまで手を広げるかを自分なりにガイドラインを持たなければ!!
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           ◆ワークプレイスラーニング2008◆
          〜「企業教育」の新たな役割をさぐる 〜
        「組織」と「学習」に関する産学共同シンポジウム

         2008年10月31日(金) 午前10時 - 午後5時
           東京大学本郷キャンパス・安田講堂

      お申し込みは>> http://www.educetech.org/wpl2008/

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 企業教育、明日は、どうなる?きっと・・・こうなる!
    ・
    ・
    ・
「企業・組織における人材育成」の「明日」を提案するカンファレンス
「ワークプレイスラーニング2008」を、来る10月31日(金)、
 東京大学本郷キャンパス・安田講堂にて開催いたします。

 昨年度開催されたワークプレイスラーニング2007では、「ミドルの学び」に
 焦点をあてました。

 各企業が事例を発表するだけでなく、学術関係者による解説、約400名が
 参加したピア・ディスカッション、携帯電話を活用した質疑応答が行われ、
 新たな知の交流の場を産学共同でつくりだすことができました。

 その様子は、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」で取り上げられ、
 大きな反響をよびました。

 今年度のテーマは、"「企業教育」の新たな役割をさぐる"といたしました。
「企業教育」は、今後、どのような「かたち」に変わっていくのでしょうか。

 それは、いったい「誰」の手によって担われ、「誰」と連携することで達成
 されるべきなのでしょうか。昨年より問いを一歩進め、今年度は、これらの
 問いに対する答えを、企業事例を通して探求します。

 まず、今年度のカンファレンスでは、一見、「企業教育」というカテゴリの
 中には含まれる取り組みではないものの、「学習」という観点から見ると、
 実は、人材育成につながっている現場発あるいは全社ニーズに基づく事例を
 3つとりあげます。

 これらの事例は、いわゆる企業教育部門が主導しているプロジェクトでは
 ありませんが、「企業教育」の新たな役割を考える上でのヒントを提供して
 くれるものと思います。

 最後に、企業教育部門の役割やあり方を再定義し、企業の変革に深く
 コミットしようとする取り組みをとりあげます。この事例からは、今後、
 企業教育部門がどのような役割を担うことが求められているか、について
 考えるヒントを得ることができると思います。

 本カンファレンスは、公共性の高い学術会議が開催される東京大学本郷
 キャンパス・安田講堂を会場として産学協同の体制で開催します。社会学、
 心理学、教育学のアカデミックバックグラウンドをもつ大学研究者と、
 企業・組織の担当者がともに知恵をだしあい、ディスカッションを深める
 ことを狙っています。
「企業・組織における人材育成」に関係するすべての人々のご参加をお待ち
 しております。

              ワークプレイスラーニング2008企画委員会一同

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            ◆ワークプレイスラーニング2008◆
          〜「企業教育」の新たな役割をさぐる 〜
        「組織」と「学習」に関する産学共同シンポジウム

  ■主催:
  ・東京大学 大学総合教育研究センター

  ■共催:
  ・非営利特定活動法人 Educe Technologies(エデューステクノロジーズ)

  ■企画協力企業
  ・NRIラーニングネットワーク株式会社
  ・株式会社 ダイヤモンド社
  ・株式会社 日本能率協会マネジメントセンター
  ・株式会社 富士ゼロックス総合教育研究所
  ・株式会社 リクルートマネジメントソリューションズ
  ・学校法人 産業能率大学

  ■協力企業団体
  ・NPO法人 日本アクションラーニング協会
  ・株式会社 グロービス
  ・株式会社 ヒューマンバリュー
  ・株式会社 レビックグローバル
  ・グローバルナレッジネットワーク株式会社
  ・日本CHO協会
  ・らーのろじー株式会社

  ■後援
  ・日本教育工学会(申請中)
  ・ASTD International Japan

  ■日時:
  ・2008年10月31日(金)
  ・午前10時 - 午後4時30分(9時30分開場) 

  ■定員:
  ・700名
  ※定員にいたり次第、申し込みを締め切らせていた
  だきます。おはやめにお申し込みください。

  ■場所:
  ・東京大学 本郷キャンパス 安田講堂
  http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_00_01_j.html

  ※地下鉄丸の内線本郷三丁目駅より 徒歩14分
  ※下鉄大江戸線本郷三丁目駅より 徒歩12分
  ※下鉄南北線東大前駅より 徒歩10分

  ■参加費
  ・1名につき4000円

  (本カンファレンスで剰余金が発生した場合は、東京大学とNPO法人
  Educe Technologiesが共同で開催する、組織人材育成・組織学習に関係
  するシンポジウム、研究会、ワークショップ等の非営利イベント等の
  準備費用、運営費用に充当します。)

  ■カンファレンス内容

  ○開場 (09:30)

  【午前の部】

  ○問題提起 (10:00 - 10:40)
   1.長岡 健(産業能率大学)
   2.中原 淳(東京大学)

  ○ケーススタディ1(10:30 - 12:40)

   ▼ケース1−1
   「"問いかけ"としての企業理念」
   花王株式会社 企業文化情報部 コーポレート・コミュニケーション部門
   クリエイティブ・ディレクター 下平博文氏

   花王における「理念浸透」の手法は「学習」という新たな切り口から
   事例分析することが可能です。「花王ウエイ」の共有プロセスという事例
   を通じて、仕事の現場で階層を超えた絶えざる学習を起こしていく仕組み
   を考察します。

   ▼ケース1−2
   「ソリューション営業力強化に向けた現場での取組み」
   NTTソフトウェア株式会社 営業推進本部 企画部門
   部門長 渡辺浩一氏

   NTTソフトウェアの営業力強化のポイントは「見える化」にあります。
   営業プロセスの徹底した見える化により、タイムリーで高度な
   上司のコーチングを実現し、現場主導で「自立・自律している営業担当者」
   の育成を推進しています。

   ▼解説・コメント
   松尾 睦(小樽商科大学)・・・・組織心理学の立場から
   長岡 健(産業能率大学)・・・・社会学の立場から
   司会:中原 淳(東京大学)・・・教育学の立場から

   ▼会場ペアディスカッション
   ▼携帯電話を活用した質疑

  ○昼食(12:40 - 13:40)

  【午後の部】

  ○ケーススタディ2 (13:40 - 15:50)

   ▼ケース2−1
   「トップから始まる全社的CSの職場展開
   トップ-ミドル-現場の対話プロセスによる学習〜」
   KDDI株式会社 カスタマーサービス本部
   TCSマネジメント部長 園田 貴氏

   経営戦略、人材育成、組織文化形成の同時達成をめざし、
   「全社をあげたお客様満足の向上」に向け、トップと現場が対話と実践を
   繰り返し、学習する組織への脱皮、従業員のエンゲージメント向上などに
   効果的な影響を与えていることを探ります。"人づくり"は誰が行うのかに
   ついても考えてみてください。

   ▼ショートサマリ
   ▼ケース2−2
   「人財開発部門の戦略的役割」
   株式会社あおぞら銀行 常務執行役員人事部長 アキレス美知子氏

   企業教育は今後、どのような役割を果たすべきなのか。
   メリルリンチ証券、住友3Mなどの外資系企業において企業教育部門の
   刷新を行ってきた経験をお持ちのアキレス美知子氏が、この問いに対する
   答えのひとつを紹介します。

   ▼解説・コメント
   松尾 睦(小樽商科大学)・・・組織心理学の立場から
   長岡 健(産業能率大学)・・・社会学の立場から
   司会 中原 淳(東京大学)・・・教育学の立場から

   ▼会場ペアディスカッション
   ▼携帯電話を活用した質疑

  ○ディスカッション (15:50 - 16:40)

   ▼論点の提案(10分)
   松尾 睦(小樽商科大学)・・・・組織心理学の立場から
   長岡 健(産業能率大学)・・・・社会学の立場から
   司会:中原 淳(東京大学)・・・教育学の立場から

   ▼会場ペアディスカッション(25分)

  ○ラップアップ(16:40 - 16:50) 中原 淳(東京大学)

  ○閉会(16:50)

  ■お申し込み>> http://www.educetech.org/wpl2008/
  上記にアクセスいただき、各自、お申し込みをお願いします。

  なお、お申し込みが終了次第、「確認メール」をお送り いたします。
  お手数ですが、そちらのメールを各自印刷のうえ、当日お持ちください
  ますよう、お願いいたします。

  ■本カンファレンスに関するお問い合わせ先:
  特定非営利活動法人 Educe Technologies 事務局長 坂本篤史
  sakamoto@tree.ep.u-tokyo.ac.jp

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2008年9月2日火曜日

働く目的は「健康のため」

60歳代後半男性、働く目的は「健康のため」がトップ/明治安田生活福祉研究所

明治安田生活福祉研究所は11日、「熟年夫婦の生活に関する意識調査」 の結果を発表した。
それによると、男性有業者で「仕事に満足」と答えた割合は、
50歳代前半で56.3%、50歳代後半で60.4%、60歳代前半で69.0%、60歳代後半で73.0%と、
年齢とともに増加。60歳代後半で仕事に「満足」 と答えた人に働く目的を尋ねたところ、
「健康のため」が最多。次いで「生活のため」「人との関わりを持つため」「生きがいを得るため」など
の順となっている。
http://www.myilw.co.jp/life/enquete/jukunen_life.html
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なんというか、豊かな国になってよかったね、という感想。
しかしそれは、この世代のための豊かさでしかない。
まぁ、自分たちの老後の資金を一生懸命貯蓄して年金という形で成就させている。
すばらしい、けど、その後に必然的にやってくる低度経済成長期を生きていくしかない世代としては、なんというかうらやましさとやっかみと、ちょっとした不平を感じてしまうわ。
制度はすっかり疲弊し不正の温床となり、閉塞感は希望を見失わせ、フリータだのニートだの平和の象徴のようなセグメントを誕生させている時代を生きていくのはそれなりにめんどくさい。
そういう時代を作っていくのは自分たちだとの認識はあるのだが、やはり戦争ですべてが失われてから作るほうがラクに思えてしまうのは隣の芝が青いだけだろうなぁ。
この豊かさの中で、閉塞感だ、希望が無いだの、有閑倶楽部な日常を生きていけることには感謝するべきなのだろう。上記のような感想を見ても、やはり、彼らは正しい。彼らは自分の老後を自分で作り上げている。僕たちはその豊かさを享受するだけで自分たちの老後を作り上げていくことができるだろうか?年金を払うとか払わないとかではなく、年金に代わる自分たちの幸せな老後を支える社会的なアーキテクチャを構築しなければならない。

2008年9月1日月曜日

「グローバル要員育成」という不思議な要員

新入社員300名、入社2年目で海外研修/NECが要員強化施策

NECは25日、 海外事業強化に向けた要員強化施策を発表した。
「グローバル要員育成施策」では毎年、中核要員として育成が必要な
新入社員約300名を人選。
選抜した社員それぞれにメンターを任命し、同施策を実施する2〜4年間、育成指導にあたる。
この間、入社1年後に海外の現地法人に1〜2年間派遣し、海外業務研修を実施。
帰国後、グローバル事業要員としての業務を担当する。
http://www.nec.co.jp/press/ja/0808/2501.html ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
グローバル要員、という発想がすでに時代遅れですが、いまさら、、、なんというか、なるほど日本企業は国際競争力がなくなるわけだ、と思わざる得ませんね。
再三書いていることではあるが、グローバリゼーションはすでに所与の条件なので、いまさら特別に育成するのではなく、そういう人材を雇い続け、再生産し続けなければならないわけで、「グローバル事業」という考え方がすでに、なんとも失笑せざる得ない感性なわけです。
オリンピックを見ていても思うことだけど、なんだか、すっかり世界に置いていかれている面が多い。
「先進国」として「追われる立場」だと勘違いしてやしないだろうか?
すっかり、次に来つつある世界では「後進国」となりつつある。
パラダイムがくるっとひっくり返った途端に落っこちる。
さて、そうなった場合、日本はどちらに進むべきか?
おいらは個人的には前向きに戦う方向で進んで欲しいと思うのだけど、いまの流れから感じるのは、鎖国に戻る力学、あえて国際競争力を持つのではなく、「個性」を発揮できればよい的な流れか?
だとするのであれば、それはそれでかまわないが、オリンピックの例に戻ると、金メダルの「総数」とかを評価の軸にするのが間違っていて、なにでどう価値を発揮したのかを評価しなければならない。
で、話をNECに戻すと、なんのためにグローバル人材が必要なのでしょう?
海外事業展開をピラミッドベースの上下下達でガバナンスしていくのは無理なのだ。
バートレット&ゴシャールが20年も前に指摘し、すっかりフラット化したといわれている時代背景に、いまだに日本で採用した人材をコア人材(理由は「日本で採用したから」だけでしょう、どうせ。。)としてそれを展開することで展開するグローバルビジネスなどスピード感がなくて笑いごとにしかならない。
めたなしょなる、という言葉を調べた方がよいのでは?
あるいは、あくまで日本市場で生きていくことが企業のコアドメインであり、海外事業はおまけだと考えている、のかもしれないなぁ。それはそれで過小評価だと思わざる得ないけど、慎ましやか、と評価もできるか?
まぁ、「志」をどこにおくか、という問題かもしれないが、上記のように慎ましやかな奥ゆかしさゆえの経営判断でないのであれば、小手先の上記のような無駄な投資は、海外での採用ブランディングにお金を使うとともに、だいばーしてぃ、という言葉を理解したうえでグローバル経営を見直すことをお勧めしたい。