2008年9月2日火曜日

働く目的は「健康のため」

60歳代後半男性、働く目的は「健康のため」がトップ/明治安田生活福祉研究所

明治安田生活福祉研究所は11日、「熟年夫婦の生活に関する意識調査」 の結果を発表した。
それによると、男性有業者で「仕事に満足」と答えた割合は、
50歳代前半で56.3%、50歳代後半で60.4%、60歳代前半で69.0%、60歳代後半で73.0%と、
年齢とともに増加。60歳代後半で仕事に「満足」 と答えた人に働く目的を尋ねたところ、
「健康のため」が最多。次いで「生活のため」「人との関わりを持つため」「生きがいを得るため」など
の順となっている。
http://www.myilw.co.jp/life/enquete/jukunen_life.html
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なんというか、豊かな国になってよかったね、という感想。
しかしそれは、この世代のための豊かさでしかない。
まぁ、自分たちの老後の資金を一生懸命貯蓄して年金という形で成就させている。
すばらしい、けど、その後に必然的にやってくる低度経済成長期を生きていくしかない世代としては、なんというかうらやましさとやっかみと、ちょっとした不平を感じてしまうわ。
制度はすっかり疲弊し不正の温床となり、閉塞感は希望を見失わせ、フリータだのニートだの平和の象徴のようなセグメントを誕生させている時代を生きていくのはそれなりにめんどくさい。
そういう時代を作っていくのは自分たちだとの認識はあるのだが、やはり戦争ですべてが失われてから作るほうがラクに思えてしまうのは隣の芝が青いだけだろうなぁ。
この豊かさの中で、閉塞感だ、希望が無いだの、有閑倶楽部な日常を生きていけることには感謝するべきなのだろう。上記のような感想を見ても、やはり、彼らは正しい。彼らは自分の老後を自分で作り上げている。僕たちはその豊かさを享受するだけで自分たちの老後を作り上げていくことができるだろうか?年金を払うとか払わないとかではなく、年金に代わる自分たちの幸せな老後を支える社会的なアーキテクチャを構築しなければならない。

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