2008年9月8日月曜日

育休取得率と合計特殊出生率

育休取得率、女性89.7%、男性1.56%に上昇/厚労省調査 

厚生労働省が8月8日発表した「2007年度雇用均等基本調査」結果によると、
女性の育児休業取得率は89.7%で前回調査(05年度)に比べ17.4ポイント
上昇した。男性の取得率は1.56%と依然として低いものの、前回(0.50%)
のほぼ3倍と大幅に上昇。育児のための短時間勤務制度を導入している
企業は約1割上昇し約5割となっている。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/08/h0808-1.html
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07年の合計特殊出生率1.34、前年上回る/人口動態統計(確定数)

厚生労働省が9月3日に発表した人口動態統計(確定数)によると、
2007年の合計特殊出生率(女性が生涯に産む子どもの数)は
1.34で前年を0.02 ポイント上回った。
ただし出生数は108万9,818人で前年比2,856人の減少。
「第1子」「第2子」の出生数は前年より減少したが
「第3子以上」は6,833人増加した。 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei07/index.html
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お、やっと合計特殊出生率が上向きましたね。
まぁ、まだ1.34なので、継続的に60%ずつ人口減となる計算だけど。
とりあえず、国家としては大変なのかもしれないが、
こんなに人口がいて、先進国なのにちっとも先進的な「ゆとり」はなくて、
人一倍狭い面積(人口密度ね)で働くのも大変だし、そもそもワークシェアリングも進まなくてニートだなんだと甘えた存在を生み出しつつもなぜかそれらを食わせていける国になっている。経済的にはあからさまな余剰なので、そんな分くらい人口が減った方がゆとりにつながるんじゃないかと単純計算しちゃうんだけど、どうなんだろう?
先進国といわれる国家群の中で人口が1億を超えているなんて日本とアメリカだけなんだから、そもそも維持しようというのが無理なのだ。アメリカみたいに資源があるわけでも土地が有り余っているわけでもない。文化の多様性も無いので非常に脆弱。
だとしたら、人口が減ることもそれなりに良いのではなかろうか?
老後の面倒を見てもらえるのか心配だというおいらたちの世代の問題もあるだろうが、先日の記事紹介で記載したことだが、我々は、我々としての幸せだけを考えた仕組みを作り直すしかないのだ。高度成長期のあの代は、「趣味で働く」を実現できる程度に自分たちの幸せな老後を実現するフレームワークを構築したのだ。
我々も彼らのアイデアに甘えて、あーだこーだ文句をつける前に自分たちの幸せな老後のフレームワークを構築することが先決ではないだろうかね。
人口は減っていく、それは個人的には良いことだと思うので、その前提で、「自分たちの明日」だけをまず考えるべきであろうね。
なので、人口を増やすことに血道をあげる「今の幸せな世代」の考えに同調することを選んではいけないと思うのだ。

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