2008年10月24日金曜日

情報サービスフォーラム

情報サービス産業の魅力・未来像を議論/情報労連がフォーラム

情報産業労働組合連合会(情報労連)は11月6日に都内で
「情報サービ スフォーラム」を開催する。
長時間労働や多重下請構造などが指摘されている情報サービス産業
本来の魅力を引き出しアピールしていこうと、業界団体や行政、
労働組合の関係者が議論し、同産業の未来像に向け提言する。
https://www.joho.or.jp/08forum/



知識集約型産業の皮をかぶった労働集約型産業ですからね。

エンジニアリングって難しいですわね。

でも、そもそも魅力的な業種って何でしょう?

「本来の魅力」が過去の栄光を取り戻すことを標榜していないことを祈るばかりです。

何度か言及していますが、システムインテグレーションを製造業として取り扱う技術領域の思い込みから脱却して、サービス業として人員構成やスキルセットを見直さない限り問題は解決しない気がします。それとも、早急なサービス業化を目指すよりもインド系のように労働集約であることを徹底していくこと、すなわちファクトリー化していくことで製造業であることを徹底するというブレークスルーがあるのかもしれません。だとすると、知識集約型ではないので、いずれ賃金の低下と製造プロセスの可視化を進めていくことで、脱サービス化、という流れの方が向いているのかもしれませんね。

サービス業としても、コモディティ化の流れは避けられないので、ブランディングによる高付加価値化を目指すか、マニュアル化によるマクドナルド化を目指すかの分岐点に来ているのかもしれないですね。

デベロッパとプログラマに境目が無く、コンサルタントとSEにも境目が無い現在の状況ではどっちつかずで全体として非常に判りにくい状況になるのかもしれません。

こう考えていくと建設業のように業界団体側でスキルセットの標準化を強力に行い、標準単価と標準工数を業界としてまとめていく動きが必要となるのかもしれません。

残念ながら、「ものづくり」なんだけど「目に見えない」という特権に胡坐をかいていられる時代は終わったってことですかね。ソフトウェアエンジニアリングの早急な高度化が無ければ企業努力では難しい問題だと思われますのね。

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